天気の崩れ [箸休め]
2017.10.5(木)
週末は近場の山に登りに行こうと思っていたら、低気圧の到来によりどうも金曜日あたりから崩れる予報が出ています。
そこで天気の崩れを時系列で追ってみることにしました。
以下、天気が崩れる予想の日を「当日」、その前日を「前日」と表記します。
地上天気図で現在の状況を確認します。
移動性高気圧におおわれて、文句なしの快晴です。
これが翌日には雨になるなんて、やはり秋の天気なんですね。
その明日の予報はこんな感じで、西日本と関東を中心に雨の予報が出ています。
出典:tenki.jp
天気が崩れる前々日の4日21時を初期時刻とした予想天気図を見てみます(高層天気図は9時と21時の一日2回発表です)。
48時間後(6日金曜日21時)の地上天気予想図
朝鮮半島の南に1012hPaの低圧部(赤×印)があります。
低気圧がすぐそこまで来ているんですね。
地上気圧・降水量・風48時間(6日金曜日21時)予想図
低気圧の位置や降水量の傾向を見るのに役立ちます。
中国地方で72mmの12時間前降水量が予測されています(数字がちょっと読み取りにくいかも)。かなりの雨になりそうです。
ただし、12時間前降水量で注意が必要なのは、1時間ごとに6mmずつ降って12時間で72mmになるのも、1時間で72mmドバッと降るのも同じ「72mm」と表現されてしまうことです。
それと数値予測なので、結構外れることも。
500hPa高度・渦度48時間(6日金曜日21時)予想図
500hPaでは渦度(トラフ)の解析を行います。
低気圧中心の西側に+151の渦度とトラフが見られます。
トラフの軸が西に傾いているので、この低気圧はこれから発達することを意味しています。
華北にも+266の渦度がありますが、こちらは今回は影響なしでしょう。
朝6時に、西の方向の空を見上げてみました。
今朝は波状雲が見られた地域もあるようですが、こちらでは高積雲のようです。
夕方(16時36分)になり「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第1号」が発表になりました。
気になったポイントを再掲しておきます。
明日はこの2点に着目してみたいと思います。
おはようございます。今日の夕方あたりから天気が崩れる予報です。
早朝の5時8分(気象用語では「明け方」ですね)に「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号」が発表されました。
赤線は、第1号からの大きな変更点です。低気圧の進度が少し遅くなったのと、東日本についての記載が追加されました。
朝の天気解説でも、今日はかなりの雨になりそうなことを伝えています。
朝の時点で降水状況はどうなっているでしょうか、レーダーエコーを見てみます。
すでに西日本では広く雨が降り出しているのが分かります。
大分県には大雨警報、高知県にも大雨注意報が発表されています。
朝9時の地上天気図です。
昨夕の気象情報にあったように前線ができていますが、「九州南部」ではなく「九州西部」ですね。
6日14時50分、都内でもパラパラと雨が降ってきました。
大雨警報の出ている大分県はどうなっているでしょうか。
幸いなことに強い雨にはなっていないようです。
15時の地上天気図。
16時15分に、「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号」が発表になりました。
低気圧の東進に伴い、防災事項に伊豆諸島及び関東地方が追加になりました。
都内は明け方まで強い雨音がしていましたが、朝5時ぐらいから小降りになってきました。
朝9時の地上天気図。
気象情報にあったように、低気圧は南海上に東進しているのが分かります。
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週末は近場の山に登りに行こうと思っていたら、低気圧の到来によりどうも金曜日あたりから崩れる予報が出ています。
そこで天気の崩れを時系列で追ってみることにしました。
以下、天気が崩れる予想の日を「当日」、その前日を「前日」と表記します。
前日(5日木曜日) AM
地上天気図で現在の状況を確認します。
移動性高気圧におおわれて、文句なしの快晴です。
これが翌日には雨になるなんて、やはり秋の天気なんですね。
その明日の予報はこんな感じで、西日本と関東を中心に雨の予報が出ています。
出典:tenki.jp
天気が崩れる前々日の4日21時を初期時刻とした予想天気図を見てみます(高層天気図は9時と21時の一日2回発表です)。
48時間後(6日金曜日21時)の地上天気予想図
朝鮮半島の南に1012hPaの低圧部(赤×印)があります。
低気圧がすぐそこまで来ているんですね。
地上気圧・降水量・風48時間(6日金曜日21時)予想図
低気圧の位置や降水量の傾向を見るのに役立ちます。
中国地方で72mmの12時間前降水量が予測されています(数字がちょっと読み取りにくいかも)。かなりの雨になりそうです。
ただし、12時間前降水量で注意が必要なのは、1時間ごとに6mmずつ降って12時間で72mmになるのも、1時間で72mmドバッと降るのも同じ「72mm」と表現されてしまうことです。
それと数値予測なので、結構外れることも。
500hPa高度・渦度48時間(6日金曜日21時)予想図
500hPaでは渦度(トラフ)の解析を行います。
低気圧中心の西側に+151の渦度とトラフが見られます。
トラフの軸が西に傾いているので、この低気圧はこれから発達することを意味しています。
華北にも+266の渦度がありますが、こちらは今回は影響なしでしょう。
朝6時に、西の方向の空を見上げてみました。
今朝は波状雲が見られた地域もあるようですが、こちらでは高積雲のようです。
前日(5日木曜日) PM
夕方(16時36分)になり「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第1号」が発表になりました。
気になったポイントを再掲しておきます。
6日朝、九州南部で前線が発生し、夜にかけて日本の南岸を東に進むでしょう。
低気圧が6日から7日にかけて対馬海峡から日本海に進む見込みです。
低気圧が6日から7日にかけて対馬海峡から日本海に進む見込みです。
明日はこの2点に着目してみたいと思います。
当日(6日金曜日) AM
おはようございます。今日の夕方あたりから天気が崩れる予報です。
早朝の5時8分(気象用語では「明け方」ですね)に「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号」が発表されました。
赤線は、第1号からの大きな変更点です。低気圧の進度が少し遅くなったのと、東日本についての記載が追加されました。
朝の天気解説でも、今日はかなりの雨になりそうなことを伝えています。
朝の時点で降水状況はどうなっているでしょうか、レーダーエコーを見てみます。
すでに西日本では広く雨が降り出しているのが分かります。
大分県には大雨警報、高知県にも大雨注意報が発表されています。
朝9時の地上天気図です。
昨夕の気象情報にあったように前線ができていますが、「九州南部」ではなく「九州西部」ですね。
当日(6日金曜日) PM
6日14時50分、都内でもパラパラと雨が降ってきました。
大雨警報の出ている大分県はどうなっているでしょうか。
幸いなことに強い雨にはなっていないようです。
15時の地上天気図。
16時15分に、「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第3号」が発表になりました。
低気圧の東進に伴い、防災事項に伊豆諸島及び関東地方が追加になりました。
翌日(7日土曜日) PM
都内は明け方まで強い雨音がしていましたが、朝5時ぐらいから小降りになってきました。
朝9時の地上天気図。
気象情報にあったように、低気圧は南海上に東進しているのが分かります。
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2017-10-06 06:44
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