受験レポート [なんか変だぞ、この試験]
初めて受験してきました。
これから受験する方にも会場の雰囲気が分かるように、
レポートしてみたいと思います。
駒場の東京大学が受験会場でした。
東京都の受験会場は東京大学と、吉祥寺の成蹊大学の2ヶ所です。
一説によると、3科目受験する人は東京大学になるようです。
本州の受験会場は東京都、宮城県、大阪府の3ヶ所なので、これら都市から離れたところにお住いの方は大変です。

このようにキャスターを転がしながら歩いている方を多数、見かけました。
東京大学は3回受験したことがある(!)のですが、駒場キャンパスに足を踏み入れたのは初めてです。
さて、家に届いた受験票には受験会場となる校舎の記載がありません。

キャンパスに入ると、まずは11号館に向かえという看板が立っていました。

11号館前の掲示で、受験番号により11号館と7号館に
振り分けられることが分かりました。

駒場の受験者数は約千人ということが分かります。
東京都で受験を申し込んだ申請者数は1,928名なので、
その約半数が駒場で受けていることになります。
3科目の受験者は9時半までに着席していることと受験票に書いてあります。
8時半ぐらいに会場入りしましたが、教室にはまだ入場できません。
廊下で待っている人もいましたが、
空調が効いておらず暑いので外を散歩しました。

直前まで参考書やノートを開いて最終確認に追われる人の姿が多数。
ビール隊長は昔から、試験直前になると参考書を開きたくなくなるので、
この日も他の受験生の観察に追われました。 (^^;
8時40分頃に教室に入場できました。
いかにも一般教養課程用の大教室です。
この教室に受験生が100名ほど入ります。
着席して驚いたのが、机の狭さです。

7人掛けの横長の机ですが、縦の奥行きが34cmしかありません!
目がテンになりました。

前に座っている方とはこれだけの至近距離です。
少し後傾に座ると自分の頭とぶつかってしまいます。
この環境の悪さのおかげで、試験監督と少し揉めることとになりました。
それについて、後ほど。
さて、こちらは机の上に置かれている受験番号カードです。
(番号は消してあります、恥ずかしいので・・・)

パウチされていますが、ただ机の上に置かれているだけなので
容易に飛んで行ってしまいます。
実際、私の後ろの席の方は、試験中にすっ飛ばしてしまったので
拾ってあげました。
(本来は受験生が拾ってはいけなかったのかも)
ビール隊長は事前情報を得ていたので、写真のように2隅を
テープで仮止めしておきました。
これはマストなアイテムですね。
持参されることをお勧めします。
一般知識と専門知識、実技1と実技2の間は休憩時間が30分間、
専門知識と実技1の間の昼食時間は1時間です。
しかし休憩時間はフルに活用することができません。
試験が終了すると、係員が答案用紙の回収に入ります。
そして3人で枚数確認を行います。
この行為に5〜10分を要します。
次の試験開始の10分前には着席しないといけません。
したがって、正味10分程度(昼食時間は45分程度)が休憩時間となります。
意外と短いです。
この間に用足しもしないといけないですね。
私の受験した3号館は1階と3階が男子トイレ、
2階が女子トイレになっていました。
女性の受験生は少ないのですが、トイレの数が少ないのか、
かなりの列になっていました。
隣の校舎が空いていれば、そちらの方が綺麗で空いていたりするので、
事前に確認されると良いと思います。
昼食時間は気分を紛らわすために、キャンパス内を散歩しました。
戸田盛和さんの展示が面白いよと聞いていたので行ってみました。

心の余裕がないせいか、楽しめませんでした。
机が狭いので、前の人と席をずらして着席したところ、
他の人と同じ列に座ってくれと注意されました。
先ほどの写真のように前の人と接近しているということは、
後ろの人とも接近しているということ。
交互に座ればお互いに迷惑をかけなくて済むはずです。
さらに、私の席は横長の机の左端だったのです。
右利きなので、問題用紙は自分の左側に置いた方が都合が良かったのですが、
左側のスペースがないことになります。
そうしたことを試験官に丁重に伝えたところ、
一回は引き下がってくれました。
しかし、しばらくしてから、
「みなさん同じ条件で受けているので、お願いします」
と再度注意に及んできました。
言いたいことはたくさんあったけど、
揉めに来たわけではないので従いました。
その後も目をつけていただいたのか、
私の荷物の置き方が気に入らないようで3回注意に来られました。
試験中にも注意に及ばれたので、
さすがに「いい加減にしろよ!」と小さな声でお伝えしました。
一日が終わり、駒場東大前の駅に向かいます。

1科目目の一般知識が終わった時点でヘトヘトになり、
これからどうなるのかと心配しました。
実技2が終わった時点では解放感からか元気が戻って来ました。
駅前で受験予備校のチラシを受け取って帰路につきました。
合格発表は10月6日です。 →合格しました(2017.10.6)
以上、受験レポートでした。
これから受験する方にも会場の雰囲気が分かるように、
レポートしてみたいと思います。
受験会場
駒場の東京大学が受験会場でした。
東京都の受験会場は東京大学と、吉祥寺の成蹊大学の2ヶ所です。
一説によると、3科目受験する人は東京大学になるようです。
本州の受験会場は東京都、宮城県、大阪府の3ヶ所なので、これら都市から離れたところにお住いの方は大変です。

このようにキャスターを転がしながら歩いている方を多数、見かけました。
東京大学は3回受験したことがある(!)のですが、駒場キャンパスに足を踏み入れたのは初めてです。
さて、家に届いた受験票には受験会場となる校舎の記載がありません。

キャンパスに入ると、まずは11号館に向かえという看板が立っていました。

11号館前の掲示で、受験番号により11号館と7号館に
振り分けられることが分かりました。

駒場の受験者数は約千人ということが分かります。
東京都で受験を申し込んだ申請者数は1,928名なので、
その約半数が駒場で受けていることになります。
3科目の受験者は9時半までに着席していることと受験票に書いてあります。
8時半ぐらいに会場入りしましたが、教室にはまだ入場できません。
廊下で待っている人もいましたが、
空調が効いておらず暑いので外を散歩しました。

直前まで参考書やノートを開いて最終確認に追われる人の姿が多数。
ビール隊長は昔から、試験直前になると参考書を開きたくなくなるので、
この日も他の受験生の観察に追われました。 (^^;
受験環境
8時40分頃に教室に入場できました。
いかにも一般教養課程用の大教室です。
この教室に受験生が100名ほど入ります。
着席して驚いたのが、机の狭さです。

7人掛けの横長の机ですが、縦の奥行きが34cmしかありません!
目がテンになりました。

前に座っている方とはこれだけの至近距離です。
少し後傾に座ると自分の頭とぶつかってしまいます。
この環境の悪さのおかげで、試験監督と少し揉めることとになりました。
それについて、後ほど。
さて、こちらは机の上に置かれている受験番号カードです。
(番号は消してあります、恥ずかしいので・・・)

パウチされていますが、ただ机の上に置かれているだけなので
容易に飛んで行ってしまいます。
実際、私の後ろの席の方は、試験中にすっ飛ばしてしまったので
拾ってあげました。
(本来は受験生が拾ってはいけなかったのかも)
ビール隊長は事前情報を得ていたので、写真のように2隅を
テープで仮止めしておきました。
これはマストなアイテムですね。
持参されることをお勧めします。
休憩時間
一般知識と専門知識、実技1と実技2の間は休憩時間が30分間、
専門知識と実技1の間の昼食時間は1時間です。
しかし休憩時間はフルに活用することができません。
試験が終了すると、係員が答案用紙の回収に入ります。
そして3人で枚数確認を行います。
この行為に5〜10分を要します。
次の試験開始の10分前には着席しないといけません。
したがって、正味10分程度(昼食時間は45分程度)が休憩時間となります。
意外と短いです。
この間に用足しもしないといけないですね。
私の受験した3号館は1階と3階が男子トイレ、
2階が女子トイレになっていました。
女性の受験生は少ないのですが、トイレの数が少ないのか、
かなりの列になっていました。
隣の校舎が空いていれば、そちらの方が綺麗で空いていたりするので、
事前に確認されると良いと思います。
昼食時間は気分を紛らわすために、キャンパス内を散歩しました。
戸田盛和さんの展示が面白いよと聞いていたので行ってみました。

心の余裕がないせいか、楽しめませんでした。
試験官との揉めごと
机が狭いので、前の人と席をずらして着席したところ、
他の人と同じ列に座ってくれと注意されました。
先ほどの写真のように前の人と接近しているということは、
後ろの人とも接近しているということ。
交互に座ればお互いに迷惑をかけなくて済むはずです。
さらに、私の席は横長の机の左端だったのです。
右利きなので、問題用紙は自分の左側に置いた方が都合が良かったのですが、
左側のスペースがないことになります。
そうしたことを試験官に丁重に伝えたところ、
一回は引き下がってくれました。
しかし、しばらくしてから、
「みなさん同じ条件で受けているので、お願いします」
と再度注意に及んできました。
言いたいことはたくさんあったけど、
揉めに来たわけではないので従いました。
その後も目をつけていただいたのか、
私の荷物の置き方が気に入らないようで3回注意に来られました。
試験中にも注意に及ばれたので、
さすがに「いい加減にしろよ!」と小さな声でお伝えしました。
試験終了!
一日が終わり、駒場東大前の駅に向かいます。

1科目目の一般知識が終わった時点でヘトヘトになり、
これからどうなるのかと心配しました。
実技2が終わった時点では解放感からか元気が戻って来ました。
駅前で受験予備校のチラシを受け取って帰路につきました。
合格発表は10月6日です。 →合格しました(2017.10.6)
以上、受験レポートでした。
大雨の到来を確認しよう(2) [練習]
前回は2017年8月の接近する低気圧の解析を行いました。
今回は災害について見てみます。
本稿では8月24日の状況をまとめていきます。
夏季の低気圧接近で予想される注意報には、
があります。
また、予想される警戒すべき防災事項としては、
が考えられます。
これらは反射的にすぐに出てくるようにしたいものです。
23日の夕方に発表された全般気象情報の第1号を再掲します。

「土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意してください。
落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。」
とあります。
気象情報には「警報や注意報に先立って現象を予告し、注意を呼びかける」役割があります。
24時間から2~3日先に災害に結びつくような激しい現象が発生する可能性のあるときに発表されますが、今回は24時間前の発表とはいかなかったようです。
全般気象情報は25日の朝早くまでに第4号まで発表されました。
全般気象情報第1号が発表された翌日(24日)の14時以降、複数の地方で大雨警報が発表されました。

こちらは24日22時12分時点で、秋田県沿岸部に出ている警報と注意報です。

大雨警報もしくは注意報、強風注意報、波浪注意報、雷注意報が発表されています。
また、全域で濃霧注意報が出されており、洪水注意報の出ているところもあります。
秋田県の日本海側に「にかほ市」というところがあります。
東北第2位の高さを誇る鳥海山があり、5合目の展望台からは日本海が一望できるそうです。
低気圧の接近に伴う現象は日本海側から来るのかなと思い、にかほ市の状況をライブカメラで見ることにしました。
(にかほ市のライブカメラ画像は、アーカイブがある便利なものです)
秋田県にかほ市には、24日の14時41分に大雨警報(土砂災害)が発表されています。

風は最大14m/sの予想で、強風注意報と波浪注意報が出ています。
ライブカメラで見た、にかほ市の平沢漁港の15時19分現在の状況はこんな感じです。

雨は降りだしているようです。
実は山形県の一部では、秋田県よりも早い時間からかなりの雨が降りました。

山形県酒田市では24日12時53分、大雨警報が発表になりました。
酒田にはウィンドプロファイラの観測地点があるので、風の状況を見てみます。

上空1kmの風を見ると、11時までは西よりだった風が南よりになり、
13時20分に西の風になっています。
この時間帯は青色で表示されているように、強い雨が観測されています。
NHKニュースでも、13時半までに大雨が降ったことが確認できます。

さて、ウィンドプロファイラの風向の変化は何でしょうか。
温暖前線の通過であれば東よりの風が南西の風に変化するはずなので、
ちょっと違いますね。
天気図を見てみます。
24日9時。黄◯が酒田の場所です。

酒田市のちょうど南に1008hPaの等圧線があります。
そして同日、12時。

1008hPaの等圧線は南下し、酒田市は1004hPaと1008hPaの間にあります。
このようにセオリー通りの風向変化をしない場合は、
「低気圧に関係する気圧の谷の通過」
と判断するようです(第38回実技2)。
山形県には24日13時25分に山形県土砂災害警戒情報第1号が出されました。
こちらは土砂災害警戒情報第4号(15時45分発表)。

土砂災害警戒情報は、自治体が避難勧告を出す目安とされています。
大雨警報(土砂災害)が発表されている状況で、砂災害発生の危険度がさらに高まったときに、都道府県と気象庁が共同で発表します。
警報・注意報や各種情報は随時更新されていくので、最新のものを確認することが大切です。
25日4時18分、「雄物川上流洪水予報第1号」が発表されました。
その後雄物川上流で氾濫危険水位(レベル4)に達し、同日5時50分には第2号が発表されました。

25日8時半現在の、秋田県雄物川の水位です。

低気圧が通過しても、川の氾濫はすぐには治らないのが分かります。
こちらは大仙市神宮寺の水位。危険水位を超えています。

7月23日に続く雄物川の氾濫は、各局のニュースでも大きく取り上げられました。
25日のNHKニュース。

26日のNTV情報番組。

今回は災害について見てみます。
本稿では8月24日の状況をまとめていきます。
低気圧で予想される注意報と防災事項
夏季の低気圧接近で予想される注意報には、
・大雨注意報
・強風注意報
・波浪注意報
・雷注意報
・強風注意報
・波浪注意報
・雷注意報
があります。
また、予想される警戒すべき防災事項としては、
落雷、降雹、竜巻などの激しい突風、短時間強雨、河川の増水・氾濫、土砂災害
が考えられます。
これらは反射的にすぐに出てくるようにしたいものです。
気象情報
23日の夕方に発表された全般気象情報の第1号を再掲します。

「土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意してください。
落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。」
とあります。
気象情報には「警報や注意報に先立って現象を予告し、注意を呼びかける」役割があります。
24時間から2~3日先に災害に結びつくような激しい現象が発生する可能性のあるときに発表されますが、今回は24時間前の発表とはいかなかったようです。
全般気象情報は25日の朝早くまでに第4号まで発表されました。
警報と注意報
全般気象情報第1号が発表された翌日(24日)の14時以降、複数の地方で大雨警報が発表されました。

こちらは24日22時12分時点で、秋田県沿岸部に出ている警報と注意報です。

大雨警報もしくは注意報、強風注意報、波浪注意報、雷注意報が発表されています。
また、全域で濃霧注意報が出されており、洪水注意報の出ているところもあります。
にかほ市の状況
秋田県の日本海側に「にかほ市」というところがあります。
東北第2位の高さを誇る鳥海山があり、5合目の展望台からは日本海が一望できるそうです。
低気圧の接近に伴う現象は日本海側から来るのかなと思い、にかほ市の状況をライブカメラで見ることにしました。
(にかほ市のライブカメラ画像は、アーカイブがある便利なものです)
秋田県にかほ市には、24日の14時41分に大雨警報(土砂災害)が発表されています。

風は最大14m/sの予想で、強風注意報と波浪注意報が出ています。
ライブカメラで見た、にかほ市の平沢漁港の15時19分現在の状況はこんな感じです。

雨は降りだしているようです。
ウィンドプロファイラで見る酒田市の状況
実は山形県の一部では、秋田県よりも早い時間からかなりの雨が降りました。

山形県酒田市では24日12時53分、大雨警報が発表になりました。
酒田にはウィンドプロファイラの観測地点があるので、風の状況を見てみます。

上空1kmの風を見ると、11時までは西よりだった風が南よりになり、
13時20分に西の風になっています。
この時間帯は青色で表示されているように、強い雨が観測されています。
NHKニュースでも、13時半までに大雨が降ったことが確認できます。
さて、ウィンドプロファイラの風向の変化は何でしょうか。
温暖前線の通過であれば東よりの風が南西の風に変化するはずなので、
ちょっと違いますね。
天気図を見てみます。
24日9時。黄◯が酒田の場所です。

酒田市のちょうど南に1008hPaの等圧線があります。
そして同日、12時。

1008hPaの等圧線は南下し、酒田市は1004hPaと1008hPaの間にあります。
このようにセオリー通りの風向変化をしない場合は、
「低気圧に関係する気圧の谷の通過」
と判断するようです(第38回実技2)。
土砂災害警戒情報
山形県には24日13時25分に山形県土砂災害警戒情報第1号が出されました。
こちらは土砂災害警戒情報第4号(15時45分発表)。

土砂災害警戒情報は、自治体が避難勧告を出す目安とされています。
大雨警報(土砂災害)が発表されている状況で、砂災害発生の危険度がさらに高まったときに、都道府県と気象庁が共同で発表します。
警報・注意報や各種情報は随時更新されていくので、最新のものを確認することが大切です。
川の氾濫状況
25日4時18分、「雄物川上流洪水予報第1号」が発表されました。
その後雄物川上流で氾濫危険水位(レベル4)に達し、同日5時50分には第2号が発表されました。

25日8時半現在の、秋田県雄物川の水位です。

低気圧が通過しても、川の氾濫はすぐには治らないのが分かります。
こちらは大仙市神宮寺の水位。危険水位を超えています。

7月23日に続く雄物川の氾濫は、各局のニュースでも大きく取り上げられました。
25日のNHKニュース。
26日のNTV情報番組。
大雨の到来を確認しよう(1) [練習]
低気圧の接近に伴う天候の悪化は資料上どのように観察できるのか、追いかけてみたいと思います。
#本番の試験を2日後に控え、現在有する力の限りで作成してみます。
2017年8月24日から25日にかけて通過した低気圧の影響で、秋田県では前月に続いて雄物川が氾濫しました。
今回も避難指示が出たところがあり、多大な災害をもたらす結果となりました。
8月24日5時発表の、秋田県の週間天気予報です。

24日から25日にかけて、雨マークがついています。
この雨がこれからどうなっていくのか、追いかけてみることにします。
気象庁のサイトを見ると、23日16時15分に「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」が発表されていました。
全般気象情報は、全国を対象としたものです。
この他に地方気象情報、府県気象情報があります。

赤で下線を引いたところを書き出します。
関連する気象台からは、地方気象情報が発表されています。
北陸地方では21日に発表された
「雷と突風に関する北陸地方気象情報 第1号」
を継続する形で第6号が発表されています。
さらに、府県気象情報を合わせて見ると、新潟県および秋田県で25日6時までに予想される24時間雨量は、多い所で200ミリと予想されています。
こちらは秋田県気象情報 第2号(24日6時17分発表)です。

24時間雨量の予想は第1号(23日16時59分発表)では多い所で100ミリとされていましたが、第2号では200ミリになっています。
8月24日9時の天気図です。

日本海中部(中国東北部の沖合)に1000hPaの低気圧があります。
これが接近してくるということです。
こちらは24時間後、25日9時の予想天気図。

24時間後には稚内の北にある予想です。
低気圧中心の通過後は、華北まで伸びる停滞前線が南下してきます。
地上低気圧と500hPaトラフの相対的な位置関係を見て、低気圧の発達状況を確認してみます。
最初に500hPa高度・渦度天気図を使って、低気圧の発達・衰弱過程を判断する方法をおさらいしておきます。
では、23日21時(23日00UTC)を初期値として、
500hPa高度・渦度解析図及び予想図を見ていきます。
(1)23日21時

23日21時の地上天気図に前線は書かれていますが、地上低気圧の中心が書かれていません。
推定される場所を赤×で記入してあります。
対応する500hPaトラフの渦度は+180と読みました(黄◯)。
こちらは拡大。

渦度は+180の東北東に+216があり、どちらを選ぶか悩ましいところです。
12時間後の予想図を見ると5520mに+200があります。
これが先ほどの+216の成れの果てと見て、+180を選びます。
(2)24日9時
初期値から12時間後です。

対応する500hPaトラフの渦度は+227です(黄◯)。
拡大。

(3)25日9時
そして36時間後。

核心部の拡大。

次の2点が観察されます。
これらのことから、低気圧は閉塞していることが分かります。
地上低気圧の中心気圧は24時間前からー8hPa変化していて、依然発達しています。
25日9時(36時間後)850hPa風・相当温位予想図を見ておきます。

等相当温位線の暖気側が、25日9時の予想天気図の前線と一致していますね。
これだったら「前線を描け」と言われても、正解できそうです。(^^
同時刻の500hPa気温、700hPa湿数予想図も見ましょう。

低気圧中心の西から東に反時計回りで乾燥域(縦縞のかかっていない白い領域)が入り込んでいるのも、閉塞期の特徴です。
(注)未だ学習中の身であるので、図の読み違いなどあればご指摘ください。
次回は、低気圧接近に伴う災害について調べてみます。
#本番の試験を2日後に控え、現在有する力の限りで作成してみます。
2017年8月24日から25日にかけて通過した低気圧の影響で、秋田県では前月に続いて雄物川が氾濫しました。
今回も避難指示が出たところがあり、多大な災害をもたらす結果となりました。
天気予報
8月24日5時発表の、秋田県の週間天気予報です。

24日から25日にかけて、雨マークがついています。
この雨がこれからどうなっていくのか、追いかけてみることにします。
気象情報
気象庁のサイトを見ると、23日16時15分に「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」が発表されていました。
全般気象情報は、全国を対象としたものです。
この他に地方気象情報、府県気象情報があります。

赤で下線を引いたところを書き出します。
・北日本と北陸地方では、24日から25日にかけて非常に激しい雨が降り大雨となる
・前線を伴った低気圧が、24日から25日にかけて、北日本に接近する
・低気圧や前線に向かって、湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になる
・土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒
・落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要
・前線を伴った低気圧が、24日から25日にかけて、北日本に接近する
・低気圧や前線に向かって、湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になる
・土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒
・落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要
関連する気象台からは、地方気象情報が発表されています。
「雷及び突風に関する北陸地方気象情報 第6号」(16時17分、新潟地方気象台)
「大雨と雷に関する東北地方気象情報 第1号」(16時40分 仙台管区気象台)
「大雨に関する北海道地方気象情報 第1号(15時57分 札幌管区気象台)
「大雨と雷に関する東北地方気象情報 第1号」(16時40分 仙台管区気象台)
「大雨に関する北海道地方気象情報 第1号(15時57分 札幌管区気象台)
北陸地方では21日に発表された
「雷と突風に関する北陸地方気象情報 第1号」
を継続する形で第6号が発表されています。
さらに、府県気象情報を合わせて見ると、新潟県および秋田県で25日6時までに予想される24時間雨量は、多い所で200ミリと予想されています。
こちらは秋田県気象情報 第2号(24日6時17分発表)です。

24時間雨量の予想は第1号(23日16時59分発表)では多い所で100ミリとされていましたが、第2号では200ミリになっています。
地上天気図
8月24日9時の天気図です。

日本海中部(中国東北部の沖合)に1000hPaの低気圧があります。
これが接近してくるということです。
こちらは24時間後、25日9時の予想天気図。

24時間後には稚内の北にある予想です。
低気圧中心の通過後は、華北まで伸びる停滞前線が南下してきます。
擾乱の追跡
地上低気圧と500hPaトラフの相対的な位置関係を見て、低気圧の発達状況を確認してみます。
最初に500hPa高度・渦度天気図を使って、低気圧の発達・衰弱過程を判断する方法をおさらいしておきます。
【発達段階】
・地上低気圧の中心と、それに対応する500hPaトラフを結ぶ
谷の鉛直軸が上空ほど西にずれている。
【閉塞段階】
・地上低気圧の真上に、それに対応する500hPaトラフがある。
【衰弱段階】
・地上低気圧の中心と、それに対応する500hPaトラフを結ぶ
谷の鉛直軸が上空ほど東にずれている。
・地上低気圧の中心と、それに対応する500hPaトラフを結ぶ
谷の鉛直軸が上空ほど西にずれている。
【閉塞段階】
・地上低気圧の真上に、それに対応する500hPaトラフがある。
【衰弱段階】
・地上低気圧の中心と、それに対応する500hPaトラフを結ぶ
谷の鉛直軸が上空ほど東にずれている。
では、23日21時(23日00UTC)を初期値として、
500hPa高度・渦度解析図及び予想図を見ていきます。
(1)23日21時

23日21時の地上天気図に前線は書かれていますが、地上低気圧の中心が書かれていません。
推定される場所を赤×で記入してあります。
対応する500hPaトラフの渦度は+180と読みました(黄◯)。
こちらは拡大。

渦度は+180の東北東に+216があり、どちらを選ぶか悩ましいところです。
12時間後の予想図を見ると5520mに+200があります。
これが先ほどの+216の成れの果てと見て、+180を選びます。
(2)24日9時
初期値から12時間後です。

対応する500hPaトラフの渦度は+227です(黄◯)。
拡大。

(3)25日9時
そして36時間後。

核心部の拡大。

次の2点が観察されます。
・渦度が128と減少したこと(少し減りすぎ?)。
・低気圧の中心が渦度極大値(=128)を追い越して、東側にあること。
・低気圧の中心が渦度極大値(=128)を追い越して、東側にあること。
これらのことから、低気圧は閉塞していることが分かります。
地上低気圧の中心気圧は24時間前からー8hPa変化していて、依然発達しています。
その他の確認
25日9時(36時間後)850hPa風・相当温位予想図を見ておきます。

等相当温位線の暖気側が、25日9時の予想天気図の前線と一致していますね。
これだったら「前線を描け」と言われても、正解できそうです。(^^
同時刻の500hPa気温、700hPa湿数予想図も見ましょう。

低気圧中心の西から東に反時計回りで乾燥域(縦縞のかかっていない白い領域)が入り込んでいるのも、閉塞期の特徴です。
(注)未だ学習中の身であるので、図の読み違いなどあればご指摘ください。
次回は、低気圧接近に伴う災害について調べてみます。
時代にそぐわない試験 [なんか変だぞ、この試験]
第48回試験の申請状況が公表になっています。
これによると、受験者の平均年齢は41.4歳です。
40歳以上は全体の50%、50歳以上で見ても34%を占めています。
早い話が、中高年齢層が多く受験しているわけです。
なのに気象予報士の試験環境というのは、その主たる受験者層を意識しているとはとても思えません。
そのいくつかを見てみたいと思います。
①電卓の使用が不可
問題の解答を出すために割り切れない小数点の計算問題をこなさなければならないのに、手計算を行わなくてはなりません。電卓が登場してから50年以上経つというのに、今どき電卓の使用が許されていないってそんなのありですか?
自分たち(=気象庁)は数値予報にスーパーコンピュータを用いているのに、受験者には手計算ってあんまりです(笑)。
3桁の足し算をするのだって桁上がりを忘れてしまうぐらいの自分に、割り算なんて厳しすぎます。
②図が細かすぎる
A4サイズの問題用紙に、天気図が4枚掲載されています。

そこに記載されている渦度だとか降水量だとかを読み取るのですが、字が小さすぎるってんだよ!(と声を荒げたくもなります)
自分は普段はメガネをしていますが、普通に本や新聞などを読むことができます。
なのに、天気図を見るときは裸眼でないと見えないのです。あのジジくさい、メガネを頭の上に引っ掛ける状態になります。渦度の読み取りなんて、メガネを外した上で、天気図に顔を寄せ付けないとできません。
老眼の入った人なら天気図を見るときは老眼鏡に、問題を解くときは普通のメガネにと架け替える人もいるはずです。このロスタイム、蓄積したらバカになりません。
③入手困難な資料で出題される
気象庁のホームページでウィンドプロファイラの観測値を見ることができます。しかし、ここで入手できるのは過去30時間分のみです。
温帯低気圧が通過すると風向きが変わるということを学ぶと、過去の事例を自分で探してみたくなります。台風の通過時はどうなんだろう?ということも気になってきます。
しか〜し、これらの行為は許されません。なぜなら過去のウィンドプロファイラ観測値を入手することができないからです。
上記の①と②は「それはお前の問題だろ!」と言われたら黙るしかありません。しかしこの③は腹立たしい限りです。学習意欲、向上意欲を削ぐばかりか、ウィンドプロファイラの読み取り問題が専門知識でも実技試験でも出題されるからです。
ウィンドプロファイラ以外にもあります。例えば等値線の問題です。
このような図に対して「等圧線を描画せよ」というものです。等温線のこともあれば、シアラインを描けというものもあります。

これも受験生としては大いに事前演習を重ねておきたいところですが、どこでこのような等値線の図が入手できるのでしょうか。
過去の気象情報が入手できないことも受験生からすれば問題視されるべき点です。気象情報の穴埋め問題が出題されたこともあります。参考書には「日ごろから気象情報にも目を通しておきましょう」のようなことが書かれています。しかし気象情報は1〜2週間もすれば、リストから削除されてしまいます。ひと通りの気象情報のパターンに触れようとしたら、必然的に1年間の準備期間が必要ということになってしまいます。
そうそう、過去の高層天気図すら入手できないですよね。
このように、学習者が容易に情報を入手できない状況で、どのように経験を積めと言うのでしょうか。出題をするなら、そのような環境をしっかりと整えてもらいたいものです。
④情報開示に閉鎖的?
上記の③とも関連しますが、気象庁を始めとしたこの業界が、積極的な情報開示に後ろ向きなのではないかと疑念を持ってしまいます。
もちろん災害に関する情報の提供については力を入れていることは知っています。しかし技術的な情報については公開されていないものがあるように思います。また参考書や受験業界(スクールなど)も意図的なのかは分かりませんが、受験生を短期合格に導くような指導法をしていないのではないでしょうか。
例えば天気図に前線を書き込ませるという問題があります。これは最近ではほぼ毎回にように出題されています。しかし私が知りたかったような説明をしてくれる参考書やスクールはありませんでした。
ある参考書では「前線のキンク」を解説しています。しかしキンクまで意識させるような問題はないでしょう。前線の描き方を学びたいがために参加した講習会では、「温暖前線を描くのは難しいから、試験には出ませんよ」と説明してくれませんでした。しかし、しっかりと出題されています。
気象庁のホームページの見にくさといったら、とても今どきではないレベルです。利用者の動線を意識したリニューアルをすべきです。
そのほかにも某気象会社の有料サービスのサイトの酷さ、某気象解析ソフトの利用案内の不親切さなど、挙げたらきりがありません。業界をあげて、受験生・利用者の参入を阻止している気すらしてきます。
自分が知りたい情報を本サイトで提供する努力をしていきたいと思います。
これによると、受験者の平均年齢は41.4歳です。
40歳以上は全体の50%、50歳以上で見ても34%を占めています。
早い話が、中高年齢層が多く受験しているわけです。
なのに気象予報士の試験環境というのは、その主たる受験者層を意識しているとはとても思えません。
そのいくつかを見てみたいと思います。
①電卓の使用が不可
問題の解答を出すために割り切れない小数点の計算問題をこなさなければならないのに、手計算を行わなくてはなりません。電卓が登場してから50年以上経つというのに、今どき電卓の使用が許されていないってそんなのありですか?
自分たち(=気象庁)は数値予報にスーパーコンピュータを用いているのに、受験者には手計算ってあんまりです(笑)。
3桁の足し算をするのだって桁上がりを忘れてしまうぐらいの自分に、割り算なんて厳しすぎます。
②図が細かすぎる
A4サイズの問題用紙に、天気図が4枚掲載されています。

そこに記載されている渦度だとか降水量だとかを読み取るのですが、字が小さすぎるってんだよ!(と声を荒げたくもなります)
自分は普段はメガネをしていますが、普通に本や新聞などを読むことができます。
なのに、天気図を見るときは裸眼でないと見えないのです。あのジジくさい、メガネを頭の上に引っ掛ける状態になります。渦度の読み取りなんて、メガネを外した上で、天気図に顔を寄せ付けないとできません。
老眼の入った人なら天気図を見るときは老眼鏡に、問題を解くときは普通のメガネにと架け替える人もいるはずです。このロスタイム、蓄積したらバカになりません。
③入手困難な資料で出題される
気象庁のホームページでウィンドプロファイラの観測値を見ることができます。しかし、ここで入手できるのは過去30時間分のみです。
温帯低気圧が通過すると風向きが変わるということを学ぶと、過去の事例を自分で探してみたくなります。台風の通過時はどうなんだろう?ということも気になってきます。
しか〜し、これらの行為は許されません。なぜなら過去のウィンドプロファイラ観測値を入手することができないからです。
上記の①と②は「それはお前の問題だろ!」と言われたら黙るしかありません。しかしこの③は腹立たしい限りです。学習意欲、向上意欲を削ぐばかりか、ウィンドプロファイラの読み取り問題が専門知識でも実技試験でも出題されるからです。
ウィンドプロファイラ以外にもあります。例えば等値線の問題です。
このような図に対して「等圧線を描画せよ」というものです。等温線のこともあれば、シアラインを描けというものもあります。

これも受験生としては大いに事前演習を重ねておきたいところですが、どこでこのような等値線の図が入手できるのでしょうか。
過去の気象情報が入手できないことも受験生からすれば問題視されるべき点です。気象情報の穴埋め問題が出題されたこともあります。参考書には「日ごろから気象情報にも目を通しておきましょう」のようなことが書かれています。しかし気象情報は1〜2週間もすれば、リストから削除されてしまいます。ひと通りの気象情報のパターンに触れようとしたら、必然的に1年間の準備期間が必要ということになってしまいます。
そうそう、過去の高層天気図すら入手できないですよね。
このように、学習者が容易に情報を入手できない状況で、どのように経験を積めと言うのでしょうか。出題をするなら、そのような環境をしっかりと整えてもらいたいものです。
④情報開示に閉鎖的?
上記の③とも関連しますが、気象庁を始めとしたこの業界が、積極的な情報開示に後ろ向きなのではないかと疑念を持ってしまいます。
もちろん災害に関する情報の提供については力を入れていることは知っています。しかし技術的な情報については公開されていないものがあるように思います。また参考書や受験業界(スクールなど)も意図的なのかは分かりませんが、受験生を短期合格に導くような指導法をしていないのではないでしょうか。
例えば天気図に前線を書き込ませるという問題があります。これは最近ではほぼ毎回にように出題されています。しかし私が知りたかったような説明をしてくれる参考書やスクールはありませんでした。
ある参考書では「前線のキンク」を解説しています。しかしキンクまで意識させるような問題はないでしょう。前線の描き方を学びたいがために参加した講習会では、「温暖前線を描くのは難しいから、試験には出ませんよ」と説明してくれませんでした。しかし、しっかりと出題されています。
気象庁のホームページの見にくさといったら、とても今どきではないレベルです。利用者の動線を意識したリニューアルをすべきです。
そのほかにも某気象会社の有料サービスのサイトの酷さ、某気象解析ソフトの利用案内の不親切さなど、挙げたらきりがありません。業界をあげて、受験生・利用者の参入を阻止している気すらしてきます。
自分が知りたい情報を本サイトで提供する努力をしていきたいと思います。
農作物の管理(日照不足) [気象情報]
第35回(平成22年第2回)の試験で、農作物に関する出題がありました。
農業に携わらない人にとっては、農作物管理といってもピンときません。
私自身も東京出身ですので、どんな時にどんな対策をとるのかさっぱり分かりません。
そこで今回は、農作物管理について少し調べてみました。
冒頭の第35回の出題は、問4の穴埋め問題でした。
こうした用語は見慣れていないと、なかなか出てこないと思います。
では、日照不足が農作物に与える影響とその対策について、
具体的な例を見てみましょう。
2017年の夏はオホーツク海高気圧が張り出したことにより、太平洋側では不順な天候が続きました。
8月12日15時の天気図がこちらです。

北東気流による「やませ」が吹き込む状況となり、1993年以来のコメ不足が発生するのではないかと懸念されています。
2017年8月10日、気象庁は全般気象情報として、
「北・東日本太平洋側の日照不足と低温に関する全般気象情報 第1号」
を発表しました。

この中に「農作物の管理等に十分注意してください」とあります。
この全般気象情報に呼応して、気象庁は地方気象情報として、
「日照不足に関する関東甲信地方気象情報 第1号」
を発表しました。
#東京管区気象台の地方気象情報は、気象庁が発表するんですね。
さらに関連する都県の地方気象台が、府県気象情報を発表しています。
長野県では長野地方気象台が府県気象情報として、
「日照不足に関する長野県気象情報 第1号」
を発表しました。
これに関連して、こんな記事を見つけました。

出典:信濃毎日新聞(2017.8.18)
「梅雨明けから続く長雨や日照不足の影響が、県内農作物に出始めている」
「県農政部は17日、農家向けに技術情報を出して対策を呼び掛けた」
とあります。
日照不足によって、例えば稲だと「いもち病」という病気にかかる可能性があります。

日照不足の影響で稲の抵抗力が弱まり、茎や葉が変色して穂が実らなくなるそうです。
ところで、県農政部が出す技術情報って、どんなものなのでしょうか?
長野県農業技術課のサイトからダウンロードしてみました。
注)長野県のHPは、セキュリティ上の問題でSafariやChromeなどで 接続できないことがあります。
長野県農政局技術情報.pdf
作物、果樹、野菜、花き、飼料作物の管理が4ページにわたって記載されています。
例えば、水稲についてはこんな感じです。
技術情報というと難しいイメージを受けますが、意外と分かりやすい内容です。
これが農作物管理ということなんですね。
日照不足による農作物の管理についてはここまでです。
しかし、長野の事例を引用したことで気になることが出てきました。
北東気流って背が低いはずなのに、長野県北部にまで影響があるって
おかしくないですか?
信濃毎日新聞の記事には続きがあって、記事最後に次の一文がありました。
ほほぅ、OLR(外向き長波放射)ですか。
では、見てみましょう。

出典:コロンビア大学
2017年7月下旬のOLRですが、フィリピンでは負偏差となっています。
ということは、対流活動は活発ということですよね。
はて?
気象庁の「気候系監視速報(2017 年(平成 29 年)7月)」にも次のように書かれています。
なぜ佐藤情報官がフィリピン付近の対流活動が例年より不活発であると
発言したのか、今の自分には分かりません。
2週間先にかけて、平年からかけ離れた天候の発生する可能性が高い場合、気象庁は「異常天候早期警戒情報」を発表します。
対象は7日間平均気温と7日間降雪量で、発表検討日は毎週月曜日と火曜日です。

出典:気象庁
2週間前に高温や低温あるいは大雪の予測が出されれば、水管理を調節したり、農業施設の補強や果樹の枝折れ防止などの事前対策を取ることが可能になります。

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農業に携わらない人にとっては、農作物管理といってもピンときません。
私自身も東京出身ですので、どんな時にどんな対策をとるのかさっぱり分かりません。
そこで今回は、農作物管理について少し調べてみました。
第35回の出題内容
冒頭の第35回の出題は、問4の穴埋め問題でした。
関東地方では4月中旬に降雪が観測されることは稀であり、また北部などでは積雪も予想されたことから、16日昼前から17日早朝にかけて地方気象情報を発表して雪に対する注意を呼びかけた。
この地方気象情報の防災上の留意事項に関する次の文章の空欄
(①)〜(④)に入る適切な語句を記入せよ。
関東地方北部の平野部、甲信地方を中心に雪が降り、積雪となるところがあるでしょう。
また、南部の平野部でも雪となるところがあるでしょう。
雪による(①)や路面の凍結、(②)や樹木への(③)に注意してください。
また、(④)の管理にも注意してください。
【正解】
①交通障害、②電線、③着雪、④農作物
この地方気象情報の防災上の留意事項に関する次の文章の空欄
(①)〜(④)に入る適切な語句を記入せよ。
関東地方北部の平野部、甲信地方を中心に雪が降り、積雪となるところがあるでしょう。
また、南部の平野部でも雪となるところがあるでしょう。
雪による(①)や路面の凍結、(②)や樹木への(③)に注意してください。
また、(④)の管理にも注意してください。
【正解】
①交通障害、②電線、③着雪、④農作物
こうした用語は見慣れていないと、なかなか出てこないと思います。
では、日照不足が農作物に与える影響とその対策について、
具体的な例を見てみましょう。
2017年夏の事例
太平洋側の天候
2017年の夏はオホーツク海高気圧が張り出したことにより、太平洋側では不順な天候が続きました。
8月12日15時の天気図がこちらです。

北東気流による「やませ」が吹き込む状況となり、1993年以来のコメ不足が発生するのではないかと懸念されています。
日照不足に関する気象情報
2017年8月10日、気象庁は全般気象情報として、
「北・東日本太平洋側の日照不足と低温に関する全般気象情報 第1号」
を発表しました。

この中に「農作物の管理等に十分注意してください」とあります。
この全般気象情報に呼応して、気象庁は地方気象情報として、
「日照不足に関する関東甲信地方気象情報 第1号」
を発表しました。
#東京管区気象台の地方気象情報は、気象庁が発表するんですね。
さらに関連する都県の地方気象台が、府県気象情報を発表しています。
長野県の事例
長野県では長野地方気象台が府県気象情報として、
「日照不足に関する長野県気象情報 第1号」
を発表しました。
これに関連して、こんな記事を見つけました。

出典:信濃毎日新聞(2017.8.18)
「梅雨明けから続く長雨や日照不足の影響が、県内農作物に出始めている」
「県農政部は17日、農家向けに技術情報を出して対策を呼び掛けた」
とあります。
日照不足によって、例えば稲だと「いもち病」という病気にかかる可能性があります。

日照不足の影響で稲の抵抗力が弱まり、茎や葉が変色して穂が実らなくなるそうです。
ところで、県農政部が出す技術情報って、どんなものなのでしょうか?
長野県農業技術課のサイトからダウンロードしてみました。
注)長野県のHPは、セキュリティ上の問題でSafariやChromeなどで 接続できないことがあります。
長野県農政局技術情報.pdf
作物、果樹、野菜、花き、飼料作物の管理が4ページにわたって記載されています。
例えば、水稲についてはこんな感じです。
1 作物
(1)水稲
・早期落水を避け、粒張りや収量・品質の向上に努める。
・落水時期の目安は以下のとおりであるが、土壌条件や天候により調整し、品質および収量の向上を図るため、収穫に支障の無い範囲で遅めとする。
早生種:出穂期後30~35日
中生種:出穂期後30~40日
晩生種:出穂期後35~45日
・落水後、収穫までに水田土壌が乾き過ぎる場合は、「走り水」を入れて土壌水分を補う。
特に、砂壌土では乾き過ぎには注意する。
・今後の気温や日照時間が登熟の遅速に影響するので、登熟積算気温を参考に「帯緑色籾歩合」に注意して適期刈取りを行う。
特に籾数が多い品種やほ場では十分に留意する。
(1)水稲
・早期落水を避け、粒張りや収量・品質の向上に努める。
・落水時期の目安は以下のとおりであるが、土壌条件や天候により調整し、品質および収量の向上を図るため、収穫に支障の無い範囲で遅めとする。
早生種:出穂期後30~35日
中生種:出穂期後30~40日
晩生種:出穂期後35~45日
・落水後、収穫までに水田土壌が乾き過ぎる場合は、「走り水」を入れて土壌水分を補う。
特に、砂壌土では乾き過ぎには注意する。
・今後の気温や日照時間が登熟の遅速に影響するので、登熟積算気温を参考に「帯緑色籾歩合」に注意して適期刈取りを行う。
特に籾数が多い品種やほ場では十分に留意する。
技術情報というと難しいイメージを受けますが、意外と分かりやすい内容です。
これが農作物管理ということなんですね。
でも、ちょっと腑に落ちない?
日照不足による農作物の管理についてはここまでです。
しかし、長野の事例を引用したことで気になることが出てきました。
北東気流って背が低いはずなのに、長野県北部にまで影響があるって
おかしくないですか?
信濃毎日新聞の記事には続きがあって、記事最後に次の一文がありました。
長野地方気象台の佐藤義之気象情報官は、フィリピン付近の大気の対流活動が例年より不活発なことが天候不順が続く要因とみている。
ほほぅ、OLR(外向き長波放射)ですか。
では、見てみましょう。

出典:コロンビア大学
2017年7月下旬のOLRですが、フィリピンでは負偏差となっています。
ということは、対流活動は活発ということですよね。
はて?
気象庁の「気候系監視速報(2017 年(平成 29 年)7月)」にも次のように書かれています。
熱帯の対流活動と循環
・熱帯の対流活動は、平年と比べて、インド北部~フィリピン付近、
インドネシア東部付近 で活発、北インド洋中部、フィリピンの東海上で不活発だった
・熱帯の対流活動は、平年と比べて、インド北部~フィリピン付近、
インドネシア東部付近 で活発、北インド洋中部、フィリピンの東海上で不活発だった
なぜ佐藤情報官がフィリピン付近の対流活動が例年より不活発であると
発言したのか、今の自分には分かりません。
異常天候早期警戒情報
2週間先にかけて、平年からかけ離れた天候の発生する可能性が高い場合、気象庁は「異常天候早期警戒情報」を発表します。
対象は7日間平均気温と7日間降雪量で、発表検討日は毎週月曜日と火曜日です。

出典:気象庁
2週間前に高温や低温あるいは大雪の予測が出されれば、水管理を調節したり、農業施設の補強や果樹の枝折れ防止などの事前対策を取ることが可能になります。

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気象情報のカテゴリー [気象情報]
気象庁が発表する気象情報はホームページ上で閲覧することができます。
しかし、一定期間が経過すると削除されてしまい、見ることができなくなります。
夏の試験に向けて学習している時に「冬季の気象情報が見てみたい」
と思うことが何度もありました。
そこで、本カテゴリーでは年間を通して特徴的な気象情報を取り上げていきます。
気象情報は発表する組織に応じて、3種類あります。
①全般気象情報(気象庁が発表)
予報部、地球環境・海洋部が発表します。
②地方気象情報(管区気象台が発表)
③府県気象情報(地方気象台が発表)
しかし、一定期間が経過すると削除されてしまい、見ることができなくなります。
夏の試験に向けて学習している時に「冬季の気象情報が見てみたい」
と思うことが何度もありました。
そこで、本カテゴリーでは年間を通して特徴的な気象情報を取り上げていきます。
気象情報は発表する組織に応じて、3種類あります。
①全般気象情報(気象庁が発表)
予報部、地球環境・海洋部が発表します。
②地方気象情報(管区気象台が発表)
③府県気象情報(地方気象台が発表)
気象庁のホームページ [知識]
気象庁OBが講師を務める講習会で、
「気象庁のホームページには、すべて目を通してください」
と言われました。
しかし正直言って、気象庁ホームページ(以下、気象庁HP)は作りが悪いです。
どこに何が書いてあるのかさっぱり分かりません。

そこで今回は、気象庁HPの歩き方を紹介してみたいと思います。
説明の都合上、トップページを①〜⑦までに分割します。

赤字の見出しは、私が頻繁に活用しているものです(参考までに)。
①グローバルナビゲーション
他のページにいても「ホーム」「防災情報」「各種データ・資料」「知識・解説」「気象庁について」「案内・申請」にすぐ飛べるよう、常時表示されています。
私は「防災情報」を見にいくことが一番多いです。
②メインコンテンツ1
「アクセスの多いコンテンツ」と言う分類で、それぞれのページに直接リンクが貼られています。
特定のページしか見ない人を意識しているのかもしれませんが、そのような人はブラウザにブックマークすれば事足ります。
並びが直観的ではないので、私はまったく使っていません。
③メインコンテンツ2
ここは各情報ページへのリンク集となっています。
直接のリンクが貼られているのではなく、結構深い階層を降りていって希望のページにたどり着きます。
ここから辿るのだったら、グローバルナビゲーションから辿っても同じなように思います。
④メインコンテンツ3
「注目のトピック」と言う分類です。
気象庁のイチ押しコンテンツということなのでしょう。
コンテンツが随時見直しされるのかは、もう少し継続して追っかけて見ないと分かりません。
⑤新着情報
文字通り新しい情報へのリンクが掲載されます。
気象動向や気象庁の新しい取り組みがここで発表されるので、随時確認しておきたいです。
⑥サイドエリア1
「重要な情報」と言う分類で、最近の災害を中心にリンクが貼られています。
しかし内容には「?」の部分があります。
本稿作成時点(2017.9.14)で「平成29年7月九州北部豪雨の関連情報」「平成28年台風第10号等による大雨の関連情報」という項目があります。
その先にあるのは、次のようなリンク集です。

これをクリックすると、今日(9月14日)現在の情報に飛んでしまいます。
(高解像度ナウキャストの例)

あれれ?平成29年7月九州北部豪雨の情報がまとめてあると思ったのに・・・。
⑦サイドエリア2
気象庁に関する情報へのリンクです。
①のグローバルナビゲーションにある「気象庁について」と同じです。
それでは続けて、私がよく使っているページを見てみたいと思います。
(つづく)
「気象庁のホームページには、すべて目を通してください」
と言われました。
しかし正直言って、気象庁ホームページ(以下、気象庁HP)は作りが悪いです。
どこに何が書いてあるのかさっぱり分かりません。

そこで今回は、気象庁HPの歩き方を紹介してみたいと思います。
トップページ
説明の都合上、トップページを①〜⑦までに分割します。

赤字の見出しは、私が頻繁に活用しているものです(参考までに)。
①グローバルナビゲーション
他のページにいても「ホーム」「防災情報」「各種データ・資料」「知識・解説」「気象庁について」「案内・申請」にすぐ飛べるよう、常時表示されています。
私は「防災情報」を見にいくことが一番多いです。
②メインコンテンツ1
「アクセスの多いコンテンツ」と言う分類で、それぞれのページに直接リンクが貼られています。
特定のページしか見ない人を意識しているのかもしれませんが、そのような人はブラウザにブックマークすれば事足ります。
並びが直観的ではないので、私はまったく使っていません。
③メインコンテンツ2
ここは各情報ページへのリンク集となっています。
直接のリンクが貼られているのではなく、結構深い階層を降りていって希望のページにたどり着きます。
ここから辿るのだったら、グローバルナビゲーションから辿っても同じなように思います。
④メインコンテンツ3
「注目のトピック」と言う分類です。
気象庁のイチ押しコンテンツということなのでしょう。
コンテンツが随時見直しされるのかは、もう少し継続して追っかけて見ないと分かりません。
⑤新着情報
文字通り新しい情報へのリンクが掲載されます。
気象動向や気象庁の新しい取り組みがここで発表されるので、随時確認しておきたいです。
⑥サイドエリア1
「重要な情報」と言う分類で、最近の災害を中心にリンクが貼られています。
しかし内容には「?」の部分があります。
本稿作成時点(2017.9.14)で「平成29年7月九州北部豪雨の関連情報」「平成28年台風第10号等による大雨の関連情報」という項目があります。
その先にあるのは、次のようなリンク集です。

これをクリックすると、今日(9月14日)現在の情報に飛んでしまいます。
(高解像度ナウキャストの例)

あれれ?平成29年7月九州北部豪雨の情報がまとめてあると思ったのに・・・。
⑦サイドエリア2
気象庁に関する情報へのリンクです。
①のグローバルナビゲーションにある「気象庁について」と同じです。
それでは続けて、私がよく使っているページを見てみたいと思います。
(つづく)
キーワード [知識]
実技の演習書をひも解くと、解説にこんなことが書いてあります。
「設問で問われていることをキーワードとして、正しい日本語で答えること」
「文章題が要求しているキーワードを特定する」
「問われていることに最も適していると思うキーワードを自分の知識の箱から引き出し、
簡潔な文章でコンパクトに論じ立てていく」
しかし、そもそもどんな表現がキーワードなのでしょうか。
キーワードをコンパクトにまとめてくれた資料にお目にかかったことがありません。
ということで、キーワードをまとめてみることにしました。
(前提)
・過去問題などを解く過程で、自分がキーワードだと思ったものをまとめてあります。
・リストは発展途上であり、全てを網羅したものではありません。
またグルーピングも自分独自のものです。
・設問に応じた固有のキーワードもあると思われますが、リストには掲載していません。
例えば「西からの風が・・・」のようなものです。
では、いきます。
【波】
高波→波浪警報、波浪注意報(×高波警報、高波注意報)
離岸流、向岸流
しけ、大しけ、猛烈なしけ
波高→吹走距離、吹続時間、風速(2乗に比例)
風向、波向
高潮→吸い上げ効果、吹き寄せ効果
天文潮位(満潮・干潮)、潮位偏差、実測潮位
【冬の日本海】
気団変質
海岸線からの距離
帯状対流雲、筋状の雲、積雲
【台風】
乾燥した寒気の流入→温低化(温帯低気圧化)
水蒸気の凝結による潜熱、断熱昇温
前線に伴う降雨+台風本体の降雨→梅雨期に見られる
(明瞭な)台風の眼、対称性
転向、吹き返しの風
湧昇(下層の冷水が湧き上がる)
【渦度の場】
正・負の渦度域、正・負の渦度移流域、正・負の渦度極大域
【温帯低気圧 発達条件】
等温線の北への盛り上がり
気圧の谷が上方に向かって西に傾く
前面に暖気移流、後面に寒気移流
低気圧が正渦度移流域にある(上昇流が発生する)
【地上天気図】
気圧傾度力
気圧の尾根、気圧の谷
温度の尾根、温度の谷
総観規模
【風】
渦収束、収束、シアライン
【気象現象・災害】
解析雨量、降水短時間予報
土壌雨量指数(5kmメッシュ)、流域雨量指数
竜巻注意情報、竜巻発生確度ナウキャスト確度2
積乱雲→落雷、降雹、短時間強雨、突風(竜巻含む)
【霜・凍結・低温】
下層の強い寒気、晴天、風が弱い、放射冷却、地上気温が0℃前後に下がる
【積乱雲の発生】
条件付不安定、対流不安定層、地形性上昇、暖湿な空気が下層で収束
【降雨】
雲頂高度が低い雲で強い雨→地形性降水(風向を明示)
【梅雨前線】
水蒸気傾度、メソ低気圧(背が低く水平スケールが小さい)
線状降水帯、バックビルディング現象
【雪】
0℃層、0℃層より下層の湿度、着雪
「設問で問われていることをキーワードとして、正しい日本語で答えること」
「文章題が要求しているキーワードを特定する」
「問われていることに最も適していると思うキーワードを自分の知識の箱から引き出し、
簡潔な文章でコンパクトに論じ立てていく」
しかし、そもそもどんな表現がキーワードなのでしょうか。
キーワードをコンパクトにまとめてくれた資料にお目にかかったことがありません。
ということで、キーワードをまとめてみることにしました。
(前提)
・過去問題などを解く過程で、自分がキーワードだと思ったものをまとめてあります。
・リストは発展途上であり、全てを網羅したものではありません。
またグルーピングも自分独自のものです。
・設問に応じた固有のキーワードもあると思われますが、リストには掲載していません。
例えば「西からの風が・・・」のようなものです。
では、いきます。
【波】
高波→波浪警報、波浪注意報(×高波警報、高波注意報)
離岸流、向岸流
しけ、大しけ、猛烈なしけ
波高→吹走距離、吹続時間、風速(2乗に比例)
風向、波向
高潮→吸い上げ効果、吹き寄せ効果
天文潮位(満潮・干潮)、潮位偏差、実測潮位
【冬の日本海】
気団変質
海岸線からの距離
帯状対流雲、筋状の雲、積雲
【台風】
乾燥した寒気の流入→温低化(温帯低気圧化)
水蒸気の凝結による潜熱、断熱昇温
前線に伴う降雨+台風本体の降雨→梅雨期に見られる
(明瞭な)台風の眼、対称性
転向、吹き返しの風
湧昇(下層の冷水が湧き上がる)
【渦度の場】
正・負の渦度域、正・負の渦度移流域、正・負の渦度極大域
【温帯低気圧 発達条件】
等温線の北への盛り上がり
気圧の谷が上方に向かって西に傾く
前面に暖気移流、後面に寒気移流
低気圧が正渦度移流域にある(上昇流が発生する)
【地上天気図】
気圧傾度力
気圧の尾根、気圧の谷
温度の尾根、温度の谷
総観規模
【風】
渦収束、収束、シアライン
【気象現象・災害】
解析雨量、降水短時間予報
土壌雨量指数(5kmメッシュ)、流域雨量指数
竜巻注意情報、竜巻発生確度ナウキャスト確度2
積乱雲→落雷、降雹、短時間強雨、突風(竜巻含む)
【霜・凍結・低温】
下層の強い寒気、晴天、風が弱い、放射冷却、地上気温が0℃前後に下がる
【積乱雲の発生】
条件付不安定、対流不安定層、地形性上昇、暖湿な空気が下層で収束
【降雨】
雲頂高度が低い雲で強い雨→地形性降水(風向を明示)
【梅雨前線】
水蒸気傾度、メソ低気圧(背が低く水平スケールが小さい)
線状降水帯、バックビルディング現象
【雪】
0℃層、0℃層より下層の湿度、着雪