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12月の気象情報 [アーカイブ]

2018年12月に発表された気象情報の中からいくつかの例を見てみます。

生の気象情報を掲載する観点から解説は加えていません。tenki.jpやsunny-spot.netなどで過去の天気図を見ながら学習してください。

今回のポイント

・寒気の流れ込みにより、長期間の低温に関する全般気象情報が2回、発表された。
・中旬と下旬に、暴風雪・高波・大雪の全般気象情報が相次いで発表された。


12月の全般気象情報

12月に入り、暴風雪や大雪に関する全般気象情報が連日、発表されるようになりました。

12月1日 大潮による高い潮位に関する全般潮位情報 第1号
12月1日 東日本と西日本の長期間の低温に関する全般気象情報 第1号
12月10日 暴風雪と高波に関する全般気象情報 第1号
12月10日 暴風雪と高波に関する全般気象情報 第2号
12月11日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第3号
12月11日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第4号
12月12日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第5号
12月12日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第6号
12月13日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第7号
12月15日 東日本と西日本の長期間の低温に関する全般気象情報 第2号
12月22日 強い冬型の気圧配置に関する全般気象情報 第1号
12月23日 暴風雪と高波に関する全般気象情報 第2号
12月24日 暴風雪と高波に関する全般気象情報 第3号
12月24日 暴風雪と高波に関する全般気象情報 第4号
12月25日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第5号
12月25日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第6号
12月26日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第7号
12月26日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第8号
12月27日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第9号
12月27日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第10号
12月28日 暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第11号


東日本と西日本の長期間の低温に関する全般気象情報

11月後半から12月中旬にかけ、日本付近で偏西風が南に蛇行したため、強い寒気が断続的に流れ込み、全国的に低い気温が続きました。

東日本と西日本の長期間の低温に関する全般気象情報 第1号
平成29年12月1日11時00分 気象庁発表

(見出し)
 東日本と西日本では、11月16日頃から気温の低い状態が続いています。この状態は、今後2週間程度は続く見込みです。農作物の管理等に十分注意してください。

(本文)
 東日本、西日本では11月16日頃から強い寒気の南下により気温の低い状態が続いています。11月16日から30日までの平均気温は、平年を1度から2度程度下回っています。
 今後2週間程度もこの時期としては強い寒気が流れ込むため、気温の低い状態が続き、かなり低くなる時期もある見込みです。
 農作物の管理等に十分注意してください。また、山地を中心に積雪や路面凍結に注意してください。

 平均気温(11月16日から11月30日まで)(速報値)
           平均気温(度)  平年差(度)
東京            9.9    -0.8
新潟            6.0    -2.9
名古屋           9.0    -1.6
大阪           10.6    -1.4
広島            9.4    -1.6
高松            9.9    -1.4
福岡           11.3    -1.0
鹿児島          13.0    -1.3

 今後、地元気象台の発表する気象情報等に留意してください。

15日には第2号が発表されました。


強い冬型の気圧配置に関する全般気象情報

12月24日に二つ玉低気圧が発達、日本海側では急速に発達(爆弾低気圧)し、27日にかけて北日本では大荒れの天気となりました。

強い冬型の気圧配置に関する全般気象情報 第1号

平成29年12月22日16時00分 気象庁予報部発表

(見出し)
25日から27日頃にかけて強い冬型の気圧配置が続くため、北日本を中心に荒れた天気となり、大荒れや大しけとなるおそれがあります。

(本文)
 25日は低気圧が北日本を急速に発達しながら進み、25日から27日頃にかけて強い冬型の気圧配置が続く見込みです。このため、北日本を中心に荒れた天気となり、大荒れや大しけ、大雪となるおそれがあります。
 暴風や暴風雪、高波、猛ふぶきによる交通障害に警戒してください。
 今後、地元気象台が発表する警報・注意報や気象情報に留意してください。
 次の「強い冬型の気圧配置に関する全般気象情報」は、23日17時頃に発表する予定です。


暴風雪と高波に関する全般気象情報

22日に発表された「強い冬型の気圧配置に関する全般気象情報 第1号」は、翌23日、「暴風雪と高波に関する全般気象情報 第2号」に名称変更して引き継がれました。

暴風雪と高波に関する全般気象情報 第2号

平成29年12月23日16時35分 気象庁予報部発表

(見出し)
25日から27日頃にかけて、日本付近は強い冬型の気圧配置となるため、北日本では雪を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。暴風雪や高波に警戒し、大雪やなだれに注意してください。

(本文)
[気圧配置など]
 25日は、低気圧が日本海と本州の南岸から三陸沖をそれぞれ急速に発達しながら北東へ進み、25日夜にはオホーツク海でひとつにまとまって発達する見込みです。26日は、低気圧がオホーツク海でさらに発達し、日本付近は冬型の気圧配置が強まるでしょう。また、26日以降は、北日本の上空約5000メートルに、氷点下36度以下の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置は27日頃にかけて続く見込みです。

[防災事項]
<暴風雪・暴風・高波>
 25日は、北日本の日本海側を中心に雨や雪を伴った非常に強い風が吹き、26日から27日頃にかけて、強い寒気が流れ込むため、猛ふぶきとなる所があるでしょう。また、北日本では、25日から27日頃にかけて、海は大しけとなる見込みです。
 北日本では、日本海側を中心に、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風や高波に警戒してください。

<大雪>
 25日から27日頃にかけて、北日本の日本海側を中心に大雪となる所があるでしょう。大雪やなだれに注意してください。

<融雪・なだれ・着雪>
 25日は、低気圧に向かって暖かい空気が流れ込むため、北日本でも日中は気温が上がり、雨が降って雪解けが進むでしょう。その後は、雨は次第に雪に変わりますが、湿った雪となる見込みです。
 低地の浸水、河川の増水、土砂災害、なだれ、着雪に注意してください。

[補足事項]
 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 この情報は「強い冬型の気圧配置に関する全般気象情報」を引き継ぐものです。
 次の「暴風雪と高波に関する全般気象情報」は、24日5時頃に発表する予定です。


暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報

暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報 第5号

平成29年12月25日05時07分 気象庁予報部発表

(見出し)
25日から28日頃にかけて、日本付近は強い冬型の気圧配置となるため、北日本と北陸地方では雪を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけとなるでしょう。暴風雪や高波に警戒し、大雪やなだれに注意してください。

(本文)
[気圧配置など]
 低気圧が日本海中部にあって、急速に発達しながら北東へ進んでいます。また、別の低気圧が伊豆諸島付近にあって、急速に発達しながら東北東へ進んでいます。これらの低気圧は、25日夜にはオホーツク海でひとつにまとまって、26日にかけてさらに発達し、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みです。また、26日以降は、北日本の上空約5000メートルに、氷点下36度以下の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置は28日頃にかけて続くでしょう。

[防災事項]
<暴風雪・暴風・高波>
 25日は、急速に発達する低気圧の影響で、北日本と北陸地方を中心に雨や雪を伴った非常に強い風が吹き、海上では猛烈な風が吹くところもあるでしょう。その後、28日頃にかけて、強い冬型の気圧配置となるため、北日本と北陸地方では、雪を伴って非常に強い風が吹き、猛ふぶきとなるところがある見込みです。
 北日本と北陸地方では、25日から28日頃にかけて、海は大しけとなるでしょう。
26日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
 北海道地方       30メートル(45メートル)
 東北地方        28メートル(40メートル)
 北陸地方        20メートル(30メートル)
26日にかけて予想される波の高さは、
 北海道地方、東北地方   7メートル
 北陸地方         6メートル
です。
 北日本では、暴風、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に厳重に警戒し、北日本と北陸地方では、高波に警戒してください。

<大雪>
 25日から28日頃にかけて、北日本の日本海側を中心に大雪となるところがあるでしょう。
26日6時までの24時間に予想される降雪量は、多いところで、
 北海道地方、東北地方 40センチ
です。
 その後も28日にかけて、北日本を中心に降雪量がさらに多くなる見込みです。
 大雪による交通障害やなだれに注意してください。

<融雪・なだれ・着雪>
 25日は、低気圧に向かって暖かい空気が流れ込むため、北日本でも日中は気温が上がり、雨が降って雪解けが進むでしょう。その後は、雨は次第に雪に変わりますが、湿った雪が降る見込みです。
 低地の浸水、土砂災害、河川の増水、なだれ、着雪に注意してください。

[補足事項]
 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 この情報は、「暴風雪と高波に関する全般気象情報」を引き継ぐものです。次の「暴風雪と高波及び大雪に関する全般気象情報」は、25日17時頃に発表する予定です。



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11月の気象情報 [アーカイブ]

2017年11月に発表された気象情報の中からいくつかの例を見てみます。

生の気象情報を掲載する観点から解説は加えていません。tenki.jpやsunny-spot.netなどで過去の天気図を見ながら学習してください。

今回のポイント

・11月は全般気象情報の発表が少ない月だった。
・北海道では、今シーズン初となる大雪に関する気象情報が発表された。


11月の全般気象情報

当月は、全般潮位情報と暴風と高波に関する全般気象情報が発表されました。

11月1日 大潮による高い潮位に関する全般潮位情報 第1号
11月9日 暴風と高波に関する全般気象情報 第1号
11月10日 暴風と高波に関する全般気象情報 第2号
11月10日 暴風と高波に関する全般気象情報 第3号
11月11日 暴風と高波に関する全般気象情報 第4号
11月11日 暴風と高波に関する全般気象情報 第5号


暴風と高波に関する気象情報

11月10日から11日にかけて、24時間で32hPa(10日9時:1004hPa→11日9時:972hpa)下降する「爆弾低気圧(急速に発達する低気圧)」が発生しました。

以下に、該当の全般気象情報をすべて掲載します。

暴風と高波に関する気象情報 第1号

平成29年11月9日16時00分 気象庁予報部発表

(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。

(本文)
[気圧配置など]
 11日は、日本海北部を低気圧が急速に発達しながら北東に進み、11日夜に北海道付近を通過して、12日にはオホーツク海に進む見込みです。北日本を中心に、11日から12日にかけて、大荒れの天気となるでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。

[補足事項]
 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、10日5時ころに発表する予定です。


暴風と高波に関する気象情報 第2号

平成29年11月10日05時00分 気象庁予報部発表

(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。

(本文)
[気圧配置など]
 低気圧が急速に発達しながら、10日午後から11日朝にかけて、日本海を北東へ進む見込みです。発達した低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海へ達するでしょう。北日本を中心に、11日から12日にかけて、大荒れとなる見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に、11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
 11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  北海道地方、東北地方 海上 25メートル(35メートル)
             陸上 20メートル(35メートル)
 11日に予想される波の高さは
  北海道地方、東北地方 7メートル
  北陸地方       6メートル
 です。

[補足事項]
 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、10日17時頃に発表する予定です。


暴風と高波に関する気象情報 第3号

平成29年11月10日16時21分 気象庁予報部発表

(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、北日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。

(本文)
[気圧配置など]
 朝鮮半島付近には前線を伴った低気圧があって、急速に発達しながら11日朝にかけて、日本海を北東へ進む見込みです。低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海へ達するでしょう。
 また、11日には低気圧からのびる寒冷前線が通過するため、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 急速に発達する低気圧の影響で、北陸地方では10日夜遅くから11日にかけて、北日本では11日から12日にかけて、非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
 11日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  北海道地方     海上 28メートル(40メートル)
            陸上 23メートル(35メートル)
  東北地方      海上 25メートル(35メートル)
            陸上 20メートル(35メートル)
  北陸地方      海上 20メートル(30メートル)
            陸上 18メートル(30メートル)

 11日に予想される波の高さは
  北海道地方      8メートル
  東北地方       7メートル
  北陸地方       6メートル
 です。

<落雷・突風>
 寒冷前線の通過に伴い、西日本ではこれから11日朝にかけて、東日本と北日本では、11日は、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、11日5時頃に発表する予定です。

[訂正事項]
 北陸地方の暴風に関する記述を追加しました。


暴風と高波に関する気象情報 第4号

平成29年11月11日05時00分 気象庁予報部発表

(見出し)
急速に発達する低気圧の影響で、北日本を中心に12日はじめにかけて非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。また、11日は、北日本から西日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。

(本文)
[気圧配置など]
 低気圧が、急速に発達しながら、日本海北部を北東へ進んでいます。低気圧は、11日日中に北海道付近を通過し、11日夜にはオホーツク海に進む見込みです。
 また、低気圧からのびる寒冷前線が東日本から西日本を通過しています。寒冷前線の通過や上空の寒気の影響により、西日本では11日朝にかけて、東日本と北日本では11日夜にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

[防災事項]
<暴風・高波>
 急速に発達する低気圧の影響で、北陸地方では12日朝にかけて、非常に強い風が吹くでしょう。また、北日本と北陸地方で12日明け方にかけて、海は大しけとなる見込みです。暴風や高波に警戒してください。
 12日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  北海道地方     海上 28メートル(40メートル)
            陸上 23メートル(35メートル)
  東北地方      海上 25メートル(35メートル)
            陸上 20メートル(35メートル)

 12日にかけて予想される波の高さは、
  北海道地方      8メートル
  東北地方       7メートル
  北陸地方       6メートル
 です。

<落雷・突風>
 寒冷前線の通過や上空の寒気の影響により、西日本では11日朝にかけて、東日本と北日本では11日よるにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項]
 地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。
 次の「暴風と高波に関する全般気象情報」は、11日17時頃に発表する予定です。



暴風と高波に関する気象情報 第5号

平成29年11月11日16時023分 気象庁予報部発表

(見出し)
発達した低気圧による暴風や高波は峠を過ぎつつありますが、北日本を中心に12日明け方まで暴風に警戒し、12日昼過ぎまで高波に警戒してください。

(本文)
[気圧配置など]
 発達した低気圧が北海道付近にあって北東へ進んでいます。低気圧は12日にかけてオホーツク海を北東へ進む見込みです。低気圧に近い北日本や北陸地方では12日にかけて、気圧の傾きの大きい状態が続くでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 発達した低気圧の影響で、北日本を中心に非常に強い風が吹き、海は猛烈なしけや、大しけとなっています。北日本では12日朝にかけて非常に強い風が吹くでしょう。北海道地方の海は11日夜のはじめ頃にかけて猛烈な時化となり、その後も12日昼過ぎにかけて大しけとなる見込みです。東北地方と北陸地方の海は12日明け方にかけて大しけとなるでしょう。
 12日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  北海道地方     28メートル(40メートル)
  東北地方      25メートル(35メートル)

 12日にかけて予想される波の高さは、
  北海道地方      9メートル
  東北地方       7メートル
  北陸地方       6メートル
 です。

 北日本では12日明け方まで暴風に、12日昼過ぎまで高波に警戒し、北陸地方では12日明け方まで高波に警戒してください。
[補足事項]
 「暴風と高波に関する全般気象情報」は本号限りとしますが、引き続き、地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意してください。



北海道地方気象情報

11月は北海道地方気象情報が多く発表されました。この月には今季初めての大雪情報も出されたので掲載します。

11月7日 雷と突風に関する北海道地方気象情報 第1号
11月8日 雷と突風に関する北海道地方気象情報 第2号
11月8日 雷と突風に関する北海道地方気象情報 第3号
11月9日 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 第1号
11月10日 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 第2号
11月10日 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 第3号
11月10日 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 第4号
11月11日 暴風と高波及び雷に関する北海道気象情報 第5号
11月11日 暴風と高波及び雷に関する北海道気象情報 第6号
11月12日 暴風と高波に関する北海道地方気象情報 第7号
11月16日 強風と高波に関する北海道気象情報 第1号
11月17日 強風と高波に関する北海道気象情報 第2号
11月17日 暴風と高波に関する北海道気象情報 第3号
11月17日 暴風と高波及び大雨に関する北海道気象情報 第4号
11月18日 強風と高波及び大雨に関する北海道気象情報 第5号
11月18日 強風と高波及び雷に関する北海道気象情報 第6号
11月18日 強風と高波及び大雪に関する北海道気象情報 第7号
11月19日 大雪と風雪に関する北海道気象情報 第8号
11月19日 大雪と風雪に関する北海道気象情報 第9号
11月25日 暴風に関する北海道気象情報 第1号
11月26日 暴風に関する北海道気象情報 第2号
11月27日 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 第1号
11月28日 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 第2号
11月28日 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 第3号
11月29日 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 第4号
11月29日 暴風雪と高波に関する北海道気象情報 第5号
11月30日 暴風雪と高波及び大雪に関する北海道気象情報 第6号
11月30日 大雪に関する北海道気象情報 第7号
11月30日 大雪に関する北海道気象情報 第8号


強風と高波及び大雪に関する北海道地方気象情報 第7号
平成29年11月18日16時18分 札幌管区気象台発表

(見出し)
北海道地方では、19日にかけて強風や高波に注意してください。また、日本海側では、19日にかけて大雪による交通障害やなだれに注意してください。

(本文)
<気象概況>
 宗谷海峡付近に、前線を伴った低気圧があって急速に発達しながら北東に進んでおり、19日朝にはサハリン付近に進むでしょう。19日は上空に真冬並みの寒気が入るため、冬型の気圧配置が強まる見込みです。
 このため、北海道付近は19日にかけて気圧の傾きが大きく、大気の状態が不安定となります。
 北海道地方では、19日にかけて西または北西の風が強く、海はしけるでしょう。日本海側を中心に雪が降り、降雪量の多くなる所があるでしょう。日本海側中心の雪は、20日にかけて断続的に降り続く見込みです。

<防災事項>
 北海道地方では、19日にかけて強風や高波、大雪による交通障害がやなだれ、落雷や突風、ひょう、湿り雪による電線着雪、高潮による低い土地の浸水、河川の増水に注意してください。

<風の予想>
18日から19日にかけての最大風速(最大瞬間風速)
 日本海側北部、太平洋側東部  西または北西の風
  海上 18メートル(30メートル)
  陸上 15メートル(30メートル)
 日本海側南部、太平洋側西部、オホーツク海側  西または北西の風
  海上 15メートル(25メートル)
  陸上 15メートル(30メートル)

<波の予想>
18日から19日にかけての波の高さ
 太平洋側東部       5メートル
 日本海側、太平洋側西部  4メートル
 オホーツク海側      3メートル

<雪の予想>
18日18時から19日18時までの24時間降雪量
 日本海側           40センチ
 太平洋側西部         20センチ
 太平洋側東部、オホーツク海側 10センチ
日本海側を中心に、20日にかけて更に多くなる所がある見込みです。

<風の実況>
18日0時から15時までの最大瞬間風速と最大風速
(アメダスによる速報値 単位:メートル)
釧路・根室地方
 釧路町知方学
   最大瞬間風速 33.1   南 18日10時25分
     最大風速 24.3   南 18日10時59分
胆振・日高地方
 えりも岬  
   最大瞬間風速 32.6 西南西 18日09時35分
     最大風速 22.9 西南西 18日09時38分
釧路・根室地方
 釧路町市幸町
   最大瞬間風速 31.2   南 18日09時29分
     最大風速 22.2 南南東 18日09時47分
釧路・根室地方
 根室市弥栄町
   最大瞬間風速 30.3 南南東 18日09時10分
     最大風速 19.7 南南東 18日10時40分

<雪の実況>
18日0時から15時までの降雪量(アメダスによる速報値)
 十勝地方  芽室  22センチ

 引き続き、地元気象台や測候所の発表する防災気象情報に留意してください。

 この情報は「暴風と高波及び雷に関する北海道地方気象情報 第6号」を引き継ぐものです。

 次の北海道地方気象情報は、19日5時頃に発表する予定です。



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10月の気象情報 [アーカイブ]

2017年10月に発表された気象情報の中からいくつかの例を見てみます。

生の気象情報を掲載する観点から解説は加えていません。tenki.jpやsunny-spot.netなどで過去の天気図を見ながら学習してください。

今回のポイント

・台風21号上陸は大潮の時期とも重なり、潮位が高くなることが懸念された。


10月の全般気象情報

 台風第21号に関する気象情報         23件
 大雨と雷及び突風に関する全般気象情報      4件
 暴風と高波に関する全般気象情報         2件
 大潮による高い潮位に関する全般潮位情報     2件
 スモッグ気象情報                1件
 西・東日本の日照不足と長雨に関する全般気象情報 1件
 

台風第21号に関する気象情報

台風21号は2017年に上陸した最後の台風です。

沖縄気象台が19日に地方気象情報の第1号を発表していますが、気象庁予報部による情報は20日の発表が最初です。

平成29年 台風第21号に関する情報 第9号

平成29年10月20日11時06分 気象庁予報部発表
(見出し)
大型で強い台風第21号が、沖縄地方には21日から22日にかけて、東日本から西日本には22日から23日頃にかなり接近する見込みです。台風による暴風や高波、高潮、大雨に厳重に警戒してください。

(本文)
[台風の現況と予想]
大型で強い台風第21号は、20日9時にはフィリピンの東を、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心の南東側220キロ以内と北西側170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。

 台風第21号は、発達しながら北上し、非常に強い勢力で沖縄地方に接近し、その後、強い勢力を保って22日から23日頃にかけて西日本から東日本にかなり接近する見込みです。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 台風を取り巻く発達した雨雲や本州付近に停滞する全線の影響により、南西諸島や西日本、東日本の太平洋側では、21日から23日にかけて、非常に激しい雨が降り、局地的に猛烈な雨の降るおそれがあります。台風の接近と通過に伴い、南西諸島から西日本、東日本の広い範囲で大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

<暴風・高波>
 台風の影響で、南西諸島では21日から22日にかけて、西日本と東日本では22日から23日にかけて、猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなるところがある見込みです。

 21日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方 30メートル(45メートル)

 21日にかけて予想される波の高さは、
  沖縄地方 13メートル
 です。

 暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。

<高潮>
 南西諸島から東日本では、台風の影響が大潮の時期と重なり潮位が高くなる見込みです。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や完遂に警戒・注意してください。

[補足事項等]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する警戒、注意報、気象情報に留意してください。
 次の「台風第21号に関する情報(総合情報)」は、20日17時頃に発表する予定です。

10月22日(日)は衆議院選挙の投票日であり、かつ次項で記載する大潮の時期とも重なり、台風の状況に関心が高まりました。


大潮による高い潮位に関する全般潮位情報

潮位情報は通常月1回発表されますが、10月は2日と17日の2回、発表されました。

大潮による高い潮位に関する全般潮位情報 第1号

平成29年10月17日11時00分 気象庁地球環境・海洋部発表

(見出し)
10月20日の新月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなります。東北地方から関東地方北部にかけての太平洋沿岸、九州北部地方の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低地で浸水や冠水のおそれがあります。

(本文)
 夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも最も高い時期となります。さらに、10月20日の新月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる所があります。
 また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震により、東北地方から関東地方にかけての太平洋沿岸では地盤が大きく沈下しています。
 このため、東北地方から関東地方にかけての太平洋沿岸、九州北部地方の沿岸の一部では、10月18日から10月25日にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低地で浸水や冠水のおそれがありますので注意してください。
 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性があります。
 今後、地元気象台から発表される高潮警報・注意報や潮位情報に十分留意してください。

 「大潮による高い潮位に関する全般潮位情報」は本号のみとします。


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9月の気象情報 [アーカイブ]

2017年9月に発表された気象情報の中からいくつかの例を見てみます。

生の気象情報を掲載する観点から解説は加えていません。tenki.jpやsunny-spot.netなどで過去の天気図を見ながら学習してください。

今回のポイント

・9月は台風に関する気象情報がほとんどであった。
・前線に暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となり、記録的短時間大雨情報が続出した。


9月の全般気象情報

 台風第15号に関する情報         4件
 大雨と雷及び突風に関する全般気象情報   7件
 台風第18号に関する情報        28件
 大潮による高い潮位に関する全般潮位情報  1件

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報

11日から12日にかけて前線が本州付近を南下し、全国的に雨となりました。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号

平成29年9月12日04時40分 気象庁予報部発表

(見出し)
西日本から北日本では12日夕方にかけて、北日本では13日未明にかけて、雷を伴った激しい雨が降り局地的に猛烈な雨が降って、大雨となるところがあるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

(本文)
[気圧配置など]
 前線を伴った低気圧が、日本海を発達しながら東北東に進み、12日午後は北日本を通過するでしょう。また、低気圧からのびる前線が西日本と東日本を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本では12日夕方にかけて、北日本では13日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

[防災事項]
 <大雨・雷・突風>
 前線近傍の西日本では、雷を伴い非常に激しい雨が降り、四国地方では猛烈な雨の降っているところがあります。
 西日本から東日本では、12日夕方にかけて、北日本では13日未明にかけて、雷を伴った激しい雨が降り局地的に猛烈な雨が降って、大雨となるところがあるでしょう。

 13日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで
  四国地方                      200ミリ
  近畿地方、北陸地方、東海地方、東北地方、北海道地方 120ミリ
  北陸地方、甲信地方                 100ミリ
です。

 西日本から北日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項等]
 地元気象台の発表する、警報や注意報、気象情報等に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は12日17時頃に発表する予定です。
[訂正事項]
 見出し・本文に猛烈な雨の記述を追加。四国地方の24時間雨量を修正。


奈良県では1時間の間に記録的短時間大雨情報が4回発表になりました。

奈良県記録的短時間大雨情報 第1号

平成29年9月12日07時12分 奈良地方気象台発表
(見出し)

7時奈良県で記録的短時間大雨
田原本町付近で約120ミリ
広陵町付近で約110ミリ


奈良県記録的短時間大雨情報 第2号

平成29年9月12日07時19分 奈良地方気象台発表
(見出し)

7時10分奈良県で記録的短時間大雨
天理市付近で約120ミリ
桜井市付近で約100ミリ
三宅町付近で約100ミリ


奈良県記録的短時間大雨情報 第3号

平成29年9月12日07時29分 奈良地方気象台発表
(見出し)

7時20分奈良県で記録的短時間大雨
大和高田市付近で約120ミリ
橿原市付近で約120ミリ
桜井市付近で約120ミリ


奈良県記録的短時間大雨情報 第4号

平成29年9月12日08時00分 奈良地方気象台発表
(見出し)

7時50分奈良県で記録的短時間大雨
明日香村付近で約100ミリ



台風に関する情報

台風18号は日本の本土4島(九州、四国、本州、北海道)全てに上陸した初めての台風となりました。勢力を維持しながら5回にわたって上陸を繰り返し日本列島を縦断したため、台風情報は12日から18日にかけて28回発表されました。

平成29年 台風18号に関する情報 第107号

平成29年9月17日11時12分 気象庁予報部発表

(見出し)
大型の台風第18号や活発な前線の影響により、18日にかけて、西日本から北日本の広い範囲で大荒れとなるでしょう。暴風やうねりを伴った高波、大雨に厳重に警戒してください。

(本文)
[台風の現況と予想]
 大型の台風第18号は、17日10時には枕崎市の南約60キロにあって、1時間におよそ30キロの速さで東北東へ進んでいます。
 中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで中心から半径190キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。  今後、台風は次第に速度を速め、暴風域を伴って17日夜にかけて西日本を通過するでしょう。台風の接近に伴って、四国沖から本州の南海上にのびる前線の活動が活発になり、18日にかけて西日本から北日本を北上する見込みです。
 18日は、台風が温帯低気圧の性質を帯びながら、東日本から北日本の日本海側を北東へ進むため、暴風域や強風域が広がり、台風の中心から離れた地域でも、暴風や強風に警戒・注意が必要です。台風は18日夜にはサハリン付近へ進み、温帯低気圧に変わる見込みです。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 台風や活発な前線の影響により、18日にかけて、西日本から北日本の広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、局地的に猛烈な雨の降るおそれがあり、大雨となる見込みです。

 18日12時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
  四国地方             350ミリ
  近畿地方             300ミリ
  九州北部地方、中国地方      250ミリ
  東海地方、東北地方、北海道地方  200ミリ
  九州南部、関東甲信地方、北陸地方 150ミリ

 19日12時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
  北海道地方  100から150ミリ
  東北地方    50から100ミリ
  北陸地方    およそ50ミリ
 です。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

<暴風・高波>
 九州では海上を中心に猛烈な風が吹き、海は大しけとなっているところがあります。台風の接近に伴って、17日は、西日本を中心に、猛烈な風が吹き、大しけとなるところがある見込みです。18日にかけて、東日本と北日本でも非常に強い風が吹き、大しけとなるところがあるでしょう。

 17日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  九州南部、九州北部地方、四国地方、中国地方
                30メートル(45メートル)
  近畿地方          30メートル(40メートル)
  北陸地方、東海地方     25メートル(35メートル)
  関東甲信地方、東北地方   20メートル(30メートル)
  北海道地方         18メートル(30メートル)

 18日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  東北地方、北海道地方    30メートル(45メートル)
  中国地方          30メートル(40メートル)
  近畿地方、北陸地方     25メートル(35メートル)
  東海地方          23メートル(35メートル)
  関東甲信地方        20メートル(35メートル)
  四国地方          20メートル(30メートル)

 17日に予想される波の高さは、
  九州南部・奄美地方、九州北部地方、四国地方、近畿地方
                8メートル
  東海地方          7メートル
  中国地方、関東甲信地方   6メートル
  北陸地方          5メートル

 18日に予想される波の高さは、
  北海道地方         8メートル
  四国地方、近畿地方、東海地方、東北地方
                7メートル
  中国地方、関東甲信地方   6メートル
  北陸地方          5メートル
 です。
 暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。

<高潮>
 西日本から北日本では、台風の影響で潮位が高くなる見込みです。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に警戒・注意してください。

[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報等に留意してください。
 次の「台風第18号に関する情報(総合情報)」は、17日17時頃に発表する予定です。


台風が上陸するたびに台風情報が発表されます。

平成29年 台風18号に関する情報 第108号

平成29年9月17日11時36分 気象庁予報部発表

(見出し)
台風第18号の中心は、17日11時半頃に、鹿児島県九州市付近に上陸しました。

(本文)
なし。


18日12時過ぎに、台風は北海道に上陸しました。

平成29年 台風18号に関する情報 第143号

平成29年9月18日12時27分 気象庁予報部発表

(見出し)
台風第18号の中心は、18日12時過ぎに、北海道胆振西部に上陸しました。

(本文)
なし。

気象庁予報部による台風情報は、第143号に次ぐ第148号(18日16時33分)が最後となりました。

台風18号は18日21時にサハリン付近で温帯低気圧に変わりました。

平成29年 台風18号に関する北海道地方気象情報 第11号

平成29年9月18日22時36分 札幌管区気象台発表

(見出し)
台風第18号は、18日21時に温帯低気圧に変わりましたが、あと1から2時間、大雨による土砂災害に警戒し、19日未明にかけて暴風や高波にも警戒してください。

(本文)
<気象概況>
 台風第18号は18日21時に温帯低気圧に変わりました。中心はサハリンの北緯47度、東経143度にあって、1時間におよそ45キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は976ヘクトパスカル、最大風速は30メートルで、中心の南東側1100キロ以内と北西側370キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
 台風は、18日21時にサハリン付近で温帯低気圧に変わりましたが、北海道地方では、19日未明にかけて、気圧の傾きの大きい状態が続く見込みです。

<防災事項>
 北海道地方の大雨のピークは過ぎましたが、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所や河川の水位が高くなっている所があります。北海道地方では、あと1から2時間、大雨による土砂災害に警戒してください。
 また、日本海側北部を中心に19日未明まで非常に強い風が吹くでしょう。北海道地方の海は19日未明にかけて、大しけが続く見込みです。暴風や高波に警戒してください。

<風の予想>
19日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速) 西または南西の風
 日本海側北部
  海上 28メートル(40メートル)
  陸上 25メートル(35メートル)
 その他の地方
  海上 20メートル(30メートル)
  陸上 15メートル(30メートル)

<波の予想>
19日にかけて予想される波の高さ
 太平洋側東部 7メートル
 日本海側北部 6メートル
 その他の海域 5メートル
 太平洋側ではうねりを伴うでしょう

<風の実況>アメダスによる速報値(単位:メートル)
17日20時から18日21時までの最大風速
 日高地方 えりも岬    西南西 26.6(18日15時45分)
 根室地方 根室市納沙布  東南東 25.7(18日13時36分)
 宗谷地方 稚内市宗谷岬  東   23.7(18日13時09分)
17日20時から18日21時までの最大瞬間風速
 日高地方 浦河町潮見町  東南東 35.7(18日10時09分)
 釧路地方 釧路市幸町   東南東 35.0(18日11時38分)
 宗谷地方 稚内市宗谷岬  東北東 34.7(18日13時14分)

<雨の実況>アメダスによる速報値
17日20時から18日21時までの1時間雨量の最大値
 十勝地方 大樹       85.0ミリ(18日10時34分)
  (1時間雨量の最大値は、1976年の統計開始以来1位の値を更新)
 日高地方 えりも町目黒   54.0ミリ(18日08時54分)
 網走地方 斜里町宇登呂   53.0ミリ(18日13時34分)
17日20時から18日21時までの雨量
 胆振地方 登別市カルルス 316.0ミリ
 十勝地方 大樹      220.0ミリ
 渡島地方 福島町千軒   209.0ミリ

 引き続き、地方気象台・測候所の発表する防災気象情報に留意してください。

 北海道地方気象情報は、これで終了します。



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8月の気象情報 [アーカイブ]

2017年8月に発表された気象情報の中からいくつかの例を見てみます。

生の気象情報を掲載する観点から解説は加えていません。tenki.jpなどで過去の天気図を見ながら学習してください。

今回のポイント

・8月は前線が多く発生し、大雨、落雷、突風に関する気象情報が頻繁に発表される。
・太平洋高気圧に覆われると、高温に関する気象情報が発表される。
・オホーツク高気圧や北東気流が発生すると、日照不足に関する気象情報が発表される。


大雨と雷及び突風の気象情報

15日は西日本で前線が停滞し、熊本県では猛烈な雨が降りました。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第1号

平成29年8月15日04時44分 気象庁予報部発表

(見出し)
西日本では15日夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となり、大雨となるでしょう。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

(本文)
[気圧配置など]
 華中から西日本に前線がのび、停滞しています。前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込み、西日本では大気の状態が非常に不安定となっています。前線は15日夜にかけて西日本に停滞し、大気の非常に不安定な状態は15日夜遅くまで続く見込みです

[防災事項]
 <大雨・雷・突風>
 九州や中国地方では、局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となっています。  西日本では15日昼にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨の降るおそれがあります。その後も15日夜のはじめ頃にかけて、激しい雨の降るところがあり、大雨となるでしょう。

 16日6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多いところで
  九州南部・中国地方・近畿地方 120ミリ
  九州北部地方         100ミリ
  四国地方            80ミリ
です。

 土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
 また、15日夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項等]
 地元気象台の発表する、警報や注意報、気象情報等に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は15日17時頃に発表する予定です。


大雨に関する気象情報

30日、前線の影響で関東では昼過ぎから局地的に大雨となり、東京都練馬区付近や神奈川県山北町付近に記録的短時間大雨情報が発表されました。

大雨による防災事項を覚えましょう。

大雨に関する関東甲信地方気象情報 第1号

平成29年8月30日15時45分 気象庁予報部発表

(見出し)
関東甲信地方では、30日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。土砂災害、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

(本文)
[気象状況と予想]
 関東甲信地方には前線が停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっています。
 このため、関東甲信南部を中心に、局地的に雷を伴い1時間に80ミリ以上の猛烈な雨の降っている所があります。

[防災事項]
 関東甲信地方では、30日夜のはじめ頃にかけて、局地的に雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
 31日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で  
   関東地方南部   120ミリ
   関東地方北部    80ミリ
の見込みです。
 土砂災害、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷、突風、降ひょうに注意してください。

[補足事項]
 今後、地元気象台の発表する警報、注意報、気象情報等に留意してください。
 次の「大雨に関する関東甲信地方気象情報」は30日23時頃に発表する予定です。


雨が降り止んでも、地盤が緩んでいると土砂災害のおそれが残ります。

大雨に関する関東甲信地方気象情報 第2号

平成29年8月30日22時07分 気象庁予報部発表

(見出し)
関東地方の大雨の峠は越えましたが、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。31日明け方まで土砂災害に注意してください。

(本文)
[気象状況と予想]
 関東地方の大雨の峠は越えましたが、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。また、30日夜遅くにかけて大気の状態が不安定になる見込みです。

[防災事項]
 関東地方では、31日明け方まで土砂災害に注意してください。また、30日夜遅くにかけて落雷、突風、降ひょう、急な雨に注意してください。

[補足事項]
 これで「大雨に関する関東甲信地方気象情報」は終了しますが、今後地元気象台の発表する注意報、気象情報に留意してください。


高温に関する気象情報

太平洋高気圧の張り出しが強く猛暑日となると、高温に関する気象情報が発表されます。

高温に関する四国地方気象情報 第1号

平成29年8月15日15時03分 高松地方気象台発表

(見出し)
四国地方では、17日から19日にかけて最高気温が35度以上となる所がある見込みです。

(本文)
 四国地方では、17日から19日にかけて太平洋高気圧に覆われ概ね晴れて、最高気温が35度以上の猛暑日となる所がある見込みです。
 気温が高い状態となるため、熱中症など健康管理や農作物の管理に十分注意してください。


長期の高温と少雨の気象情報

長期間の高温と少雨に関する沖縄地方気象情報 第3号

平成29年8月28日 15時00分 沖縄気象台発表

(見出し)
 沖縄地方では、7月中旬から気温の高い状態が続いています。また、沖縄本島地方、大東島地方では7月上旬から、宮古島地方では7月中旬から降水量の少ない状態が続いています。この状態は、今後2週間は続く見込みです。農作物や水の管理に十分注意してください。また、熱中症の危険が高まりますので、健康管理に十分注意してください。

(本文)
 沖縄地方では7月中旬から太平洋高気圧に覆われて晴れの日が多く、気温の高い状態が続いています。また、沖縄本島地方、大東島地方では7月上旬から、宮古島地方では7月中旬から降水量の少ない状態が続いています。この状態は、今後2週間程度は続く見込みです。
 農作物や水の管理に十分注意してください。また、熱中症の危険が高まりますので、健康管理に十分注意してください。

 平均気温と最高気温と最低気温(7月11日から8月27日まで)(速報値)
     平均気温(度) 平年値(度)  平年差(度)
那覇    30.4     28.8     +1.6
名護    30.1     28.7     +1.4
久米島   30.0     28.7     +1.3
南大東島  29.8     28.4     +1.4
宮古島   29.9     28.6     +1.3
石垣島   30.3     29.3     +1.0
西表島   29.4     28.6     +0.8
与那国島  29.4     28.6     +0.8
 平均気温と最高気温と最低気温(7月11日から8月27日まで)(速報値)
     平均気温(度) 平年値(度)  平年差(度)
那覇    33.7     31.7     +2.0
名護    33.3     31.8     +1.5
久米島   33.7     31.6     +2.1
南大東島  33.3     31.5     +1.8
宮古島   32.9     31.4     +1.5
石垣島   33.0     31.9     +1.1
西表島   32.7     31.6     +1.1
与那国島  32.5     31.3     +1.2
     平均気温(度) 平年値(度)  平年差(度)
那覇    28.1     26.7     +1.4
名護    27.6     26.3     +1.3
久米島   27.2     26.3     +0.9
南大東島  26.5     25.7     +0.8
宮古島   27.8     26.4     +1.4
石垣島   28.3     27.3     +1.0
西表島   27.0     26.0     +1.0
与那国島  27.0     26.3     +0.7
 降水量(7月1日から8月27日まで)(速報値) 
     降水量(ミリ) 平年値(ミリ) 平年比(%)
那覇    84.0    342.9     24
名護   107.0    362.9     29
久米島   89.0    270.4     33
南大東島  75.5    254.1     30
 降水量(7月11日から8月27日まで)(速報値) 
     降水量(ミリ) 平年値(ミリ) 平年比(%)
宮古島   70.5    313.5     22

 今後の気象情報等に留意してください。

 この情報は、8月10日発表の「長期間の高温と少雨に関する沖縄地方気象情報第2号」を引き継ぐものです。


日照不足と低温に関する気象情報

太平洋側ではオホーツク海高気圧から吹き出す冷たく湿った東よりの風により、曇りや雨の日が続き日照不足や低温となることがあります。

北・東日本太平洋側の日照不足と低温に関する全般気象情報

平成29年8月10日15時00分 気象庁発表

(見出し)
北日本太平洋側では8月はじめから、東日本太平洋側では7月下旬から、日照時間の少ない状態が続いています。この状態は、今後10日間程度続く見込みです。また、北日本太平洋側を中心に今後10日間程度は気温が低く、かなり低い所もある見込みです。農作物の管理等に十分注意してください。

(本文)
 北日本太平洋側では8月はじめから、東日本太平洋側では7月下旬から、湿った気流や前線の影響で曇りや雨の日が多く、日照時間が平年の50%以下となっている所があります。日照時間の少ない状態は、今後10日間程度続く見込みです。
 また、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った気流の影響で、北日本太平洋側を中心に今後10日間程度は気温が低く、かなり低い所もある見込みです。
 農作物の管理等に十分注意してください。

 日照時間(8月1日から8月9日まで)(速報値)
      日照時間(h)  平年比(%)
 網走    20.7      40
 広尾    14.6      40
 大船渡   18.7      40
 仙台    11.1      25

 日照時間(7月23日から8月9日まで)(速報値)
      日照時間(h)  平年比(%)
 東京    46.8      46
 宇都宮   20.0      25

 今後、地元気象台の発表する気象情報等に留意してください。


低温に関する気象情報

低温に関する東北地方気象情報 第1号

平成29年8月29日15時01分 仙台管区気象台発表

(見出し)
東北地方では、31日から9月5日頃にかけて、気温が平年よりかなり低い見込みです。農作物の管理などに注意してください。

(本文)
 東北地方は、31日から9月5日頃にかけて寒気の影響により気温が平年よりかなり低く、9月下旬並みの気温となるでしょう。
 農作物の管理などに注意してください。
 今後、地方気象台が発表する注意報や気象情報に留意してください。
 「低温に関する東北地方気象情報」は本号限りとします。


大潮による高い潮位の潮位情報

大潮とは、地球に対して月と太陽が直線上に重なるとき、1日の満潮と干潮の潮位差が大きくなる時期を言います。大潮は新月から次の新月までの間にほぼ2回現れます。

大潮と台風の接近が重なると、高潮被害の発生の可能性が高まります。

大潮による高い潮位に関する全般潮位情報 第1号

平成29年8月17日11時00分 気象庁地球環境・海洋部発表

(見出し)
8月22日の新月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなります。東北地方から関東地方北部にかけての太平洋沿岸、西日本、沖縄・奄美の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低地で浸水や冠水のおそれがあります。

(本文)
 夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも最も高い時期となります。さらに、8月22日の新月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる所があります。
 また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震により、東北地方から関東地方北部にかけての太平洋沿岸では地盤が大きく沈下しています。
 このため、東北地方から関東地方北部にかけての太平洋沿岸、近畿地方、中国地方、四国地方、九州北部地方、九州南部・奄美地方、大東島地方の沿岸の一部では、8月18日から8月27日にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低地で浸水や冠水のおそれがありますので注意してください。
 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性があります。
 今後、地元気象台から発表される高潮警報・注意報や潮位情報に十分留意してください。

 「大潮による高い潮位に関する全般潮位情報」は本号のみとします。


スモッグ気象情報(光化学オシキダント)

光化学オキシダントの濃度上昇によって空気に「もや」がかかる現象を光化学スモッグと言います。

光化学オキシダントの濃度が高くなりやすいのは、(1)5~9月頃の、(2)日差しが強い晴れ又は薄曇りの日で、(3)気温が25℃以上あって、(4)風の弱い日、とされています。

スモッグ気象情報(光化学オシキダント) 第48号

平成29年8月24日13時50分 気象庁予報部発表

(見出し)
関東地方の一部の地域では、今日(24日)夕方にかけて、光化学スモッグの発生しやすい気象状態となるでしょう。

(本文)
 関東地方では、晴れて日射が強く、風速も平均4メートル以下の弱い所が多く、気温が35度くらいまで上がっている所があります。

 このため、
   埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県

では、光化学スモッグの発生しやすい気象状態が、今日(24日)夕方にかけて続く見込みです。

 屋外での活動に十分注意してください。

 上記の各都県で、光化学スモッグの発生しやすい気象状態が予想されるのは、下表で○を付けた地域と時間帯です。

           14時 15時 16時 17時 18時
埼玉県(南部)     ・   ◯   ◯   ◯   ◯
   (北部)     ・   ・   ◯   ◯   ◯
   (秩父地方)   ・   ・   ・   ・   ・
千葉県(北西部)    ◯   ◯   ◯   ◯   ・
   (北東部)    ・   ・   ・   ・   ・
   (南部)     ・   ・   ・   ・   ・
東京都(23区地域)  ◯   ◯   ◯   ◯   ・
   (多摩地域)   ◯   ◯   ◯   ・   ・
神奈川県(東部)    ◯   ◯   ◯   ・   ・
    (西部)    ・   ◯   ◯   ・   ・



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