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関東の東海上と南海上とは? [知識]

気象用語には一般には使われない、独特のものがあります。

今回は「関東の東海上、南海上」を取り上げます。

これはどこを見ても解説文が見当たりません。

気象庁の「全般気象情報などに用いる日本付近の地名、海域名」にも
掲載がありません。

日本付近の地名、海域名.png

でも、気象文には頻出するのでイライラします。

例えばこんな感じです。

「今後、台風は発達しながら週末にかけて小笠原の東海上を北上し、
 週明けには関東の東海上へ達する予想です。」

実はこれ、「東の海上」「南の海上」の意味なんです。

したがって、「とうかいじょう」「なんかいじょう」と読んではダメで、
「ひがし・かいじょう」「みなみ・かいじょう」と読みます。


■関東の東の海上

茨城県の日立、大洗町、鹿島から千葉県の銚子、九十九里、勝浦の沖合が
東の海上と言えそうです。

こちらの記事ではレーダーエコーを見ると、
「活発な雨雲は東の海上へと抜けつつある」
と言っています。

東の海上.png


■関東の南の海上

こうなると、南の海上も予測がつきますね。

房総半島と相模湾の南側の海と考えれば良いでしょう。

こちらの記事は、
「南の海上から活発な雨雲が北上している。」
と言っています。

南の海上.png

スッキリしていただけたでしょうか。

関東の東の海に、海水浴にでも行ってみたくなりました。


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